夏の必須アイテム、ビーチサンダル。残念ながら環境省のスーパークールビズでは「不可」とされているが、ペタペタと歩くあの感覚は、他にはない気持ちよさ。
海に行く予定がなくても、休日用にひとつは持っておきたいところだ。

ビーサンはこの時期、コンビニでもお見かけする。でもせっかく買うのなら、デザインにも履き心地にも、そして商品のストーリーにもこだわって選んでみてはいかが? 写真のビーチサンダル『MIZUBEE』は、廃材を利用して作られた、全てデザインの違う一点もの。“色がうまく混ざらなかった”などの理由で捨てられるはずだったEVA素材を再利用して作られている。偶然から生まれた模様にグラフィックを重ねたデザインは、カラフルでありながらナチュラルな、独特の個性を醸し出す。土台の柄に加えて、鼻緒の色も選べるので、自分でカスタマイズしたお気に入りの一足をオーダーできるのもうれしいポイントだ。


さらに、ビーサンでは見落とされがちな履き心地にもこだわりが。つま先が低く、かかとが高い構造は、葉山で有名なビーチサンダル専門店「げんべい」とのコラボレーションで生まれたもので、耐久性も抜群なのだとか。オシャレで使える、夏の足下の主役として活躍してくれそうだ。

この『MIZUBEE』、実は、以前のコネタ「ピクニックの主役に! 水たまり型のマット」でご紹介したマット『MIZUNOWA』と同じく、“アートの実社会への応用”をコンセプトにした「横浜ランデヴー プロジェクト」から生まれた新商品。同じ廃材を使いながら、『MIZUNOWA』は障害者施設とのコラボレーション、『MIZUBEE』は地元企業「げんべい」とタッグを組み、それぞれにストーリーのある特別な商品に生まれ変わった。この他にも、「横浜ランデヴー プロジェクト」では、地域の施設や企業とデザイナーとの出会い(ランデヴー)から付加価値のある商品を次々とを生み出している。
グッドアイデア&グッドコンセプトの商品たちは、値段だけじゃない、ものを選ぶ新たな視点を私たちに教えてくれているようだ。

『MIZUBEE』は現在、横浜の新しい文化拠点「象の鼻テラス」にて販売中。その場で鼻緒のカスタマイズも可能だ。マットと一緒にビーチで使えば、コーディネイトもバッチリ。この夏の相棒として、こんなストーリーを持った自慢の一足を選んでみてはいかがですか?
(池田美砂子)

*商品に関するお問い合わせ:info.y@rendezvous-project.com