防災ブック「東京防災」人気すぎて完売 「販売再開まで1~2か月かかる見込み」

東京都が都民に無料配布していた防災ブック「東京防災」の一般販売が11月16日から開始。紀伊国屋書店新宿本店と都庁内にある都民情報ルームで、1部140円で取扱いを始めたが、あまりの人気ですぐに売り切れとなった。

東京防災とは?


「東京防災」は、もしもの時に備えて身を守る力をつけるために作られた本で、340ページの大ボリューム。かわぐちかいじ氏による首都直下地震に見舞われた東京を描いた、漫画「TOKYO“X”DAY」が掲載されるなど、文字だけでなくイラストもふんだんに使われている。避難経路の確認ができ家族の情報を書き込める「東京防災オリジナル防災MAP」や、水や汚れから本を守るビニールカバーなどが同包されている。

無料配布が始まってから都民以外からも「欲しい」という声が多数あり、ネットオークションサイトで転売もされていた。今回一般販売されたのは、750万部刷ったうちの予備の分という。紀伊国屋書店新宿本店には問い合わせが殺到し、発売前日には入荷分が予約でいっぱいになったと発表したほど。



東京都に取材すると「現在都外からの注文を受けるなど大変ご好評につき、販売の再開までには1~2か月かかる見込みです」とのことだった。企業などからも大量注文が相次ぎ即座に完売したという。
ちなみに都内でまだ家にこの本が届いていない人は東京防災コールセンターに頼めば在庫が入荷され次第無料で配送してくれる。東京都に住民票がない人に関しては、本の代金140円と送料で送付してもらえる。
(やったー麺)