政府はスポーツ環境の改善や国際競争力の向上、選手の育成や強化を目指し、2009年から国家運動園区整備と人材育成の計画を推進。2015年までを第1期、16~19年を第2期とし、代表選手の訓練拠点となる施設の建設や整備を進めてきた。行政院(内閣)は先月10日、20~24年までの5年を期間とした第3期計画を承認。運動園区の拡張用地の取得のほか、プールやテニス場の建設、野球場やアーチェリー場の改修などに約63億台湾元(約217億円)を投じる。
東京五輪に向けては、有力選手の育成・訓練計画に3億元(約10億3500万円)を拠出。蔡総統によれば、バドミントン女子の戴資穎や重量挙げ女子の郭コウ淳、陸上男子の楊俊瀚ら28人が同計画の対象選手に指定されている。
(陳朝福/編集:名切千絵)