政府は1月下旬ごろ、チャーター機の派遣を打診。中国側から回答はなかったが、2月初め、中国の航空会社が運航するチャーター機で247人が帰国することになった。
中国側は台湾からの航空機を受け入れず、中国が手配した機体で台湾人を移送する立場を堅持。また、台湾は持病がある人などを優先的に帰国させる方針だったが、中国側は搭乗者リストを出発直前まで提出せず、最終的な搭乗者にはリストに含まれていなかった人に加え、感染者もいたことで議論を引き起こした。
蘇行政院長はこれらについて、蔡英文総統は中国に対し今回だけは許すが、次は認めないとの立場をすでに表明していると言及。台湾から機体を派遣することは必須条件かとの質疑に対しては、形式にこだわらず、弱い人を優先的に帰国させることと、感染予防の徹底を第一に考える姿勢を強調した。
(陳俊華/編集:楊千慧)