【画像】完全にスタジアムを掌握する野田洋次郎
RADWIMPSが6月22日・23日に千葉・ZOZOマリンスタジアムにて初のスタジアム単独公演を開催した。
梅雨前線の影響により関東地方は朝から雨模様だったが、16時30分の開場時間を迎えたころにはすっかり晴れ間がのぞいていた。
18時の定刻を10分ほど過ぎたときに会場のBGMが止まり、1曲目を飾るSEがスタジアムに鳴り響く。メンバーがステージに登場すると3万7,000人のオーディエンスが歓声を上げながら、ダイナミックなビートにハンドクラップを合わせる。
野田洋次郎(vo,g,p)が「準備はできているかい!?」と声をあげ、サポートの森瑞希と刄田綴色のツインドラムを擁する5人編成のアンサンブルは一気にドライブしていく。野田のみならず、桑原彰(g)と武田祐介(b)も大きなステージを自由に動き回りアグレッシブなプレイでオーディエンスを惹きつけていく。
「初めてのワンマンのスタジアムライブです。完売御礼! 今日は何かが起こりそうじゃないですか!?」
最初のMCで野田はそう咆哮した。実際にRADWIMPSにとって初のスタジアムライブは冒頭からずっと特別なムードが会場全体を覆っていた。
メンバーとオーディエンスが力強く呼応し、合唱が巻き起こった「万歳千唱」。ダークな様相を呈しながらもスタジアム特有の開放感とともにセンセーショナルな楽曲の内容がより生々しく迫ってきた「PAPARAZZI」。あるいは野田が指揮を執りメンバーの超絶的なソロバトルが交わされることでおなじみの「おしゃかしゃま」も、その響き方はいつも以上に圧倒的だった。
そう、野田はこんなことも言っていた。
「雨、止んだでしょう? やっぱり俺たちには天気の子がついてるんですよ!」
これは言うまでもなく、『君の名は。
そして、バンドは『天気の子』の予告編でも使用されている主題歌のひとつ「愛にできることはまだあるかい」も披露。それは、優しさと厳しさを等しく内包した、どこまでも人間的でありながら神秘的でもある、壮大なバラードだった。この歌も含めて、『天気の子』の封切りと同時にリリースされる同名のサウンドトラックの全貌が、映画の内容とともに明らかになる。
RADWIMPSの『ANTI ANTI GENERATION TOUR 2019』はまだまだ続く。
TEXT BY 三宅正一
PHOTO BY Takeshi Yao
リリース情報
2019.07.19 ON SALE
ALBUM『天気の子』
ライブ情報
ANTI ANTI GENERATION TOUR 2019
06/29(土)沖縄・沖縄コンベンションセンター展示棟
06/30(日)沖縄・沖縄コンベンションセンター展示棟
07/05(金)和歌山・和歌山ビッグホエール
07/09(火)大阪・大阪城ホール
07/10(水)大阪・大阪城ホール
07/20(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
07/27(土)宮城・宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)
07/28(日)宮城・宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)
08/02(金)岡山・CONVEX岡山
08/03(土)岡山・CONVEX岡山
08/13(火)福岡・マリンメッセ福岡
08/14(水)福岡・マリンメッセ福岡
映画情報
『天気の子』
公開日:7月19日(金)全国東宝系公開
原作・脚本・監督:新海誠
音楽:RADWIMPS
声の出演:醍醐虎汰朗 森七菜
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:田村篤
美術監督:滝口比呂志
製作:「天気の子」製作委員会
制作プロデュース:STORY inc.
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
配給:東宝
(C)2019「天気の子」製作委員会
映画『天気の子』作品サイト
https://www.tenkinoko.com/
RADWIMPS OFFICIAL WEBSITE
http://radwimps.jp/