犬でも飲めるビールがカリフォルニアの特産品に
看板犬のコディ
昨年、Bitで子供でも飲めるビール「こどもびいる」を紹介したが、アメリカのカリフォルニアで犬でも飲めるビール、犬ビールの「ハッピーテールエール」が登場し、話題を呼んでいる。カリフォルニアのワインの産地で有名なナパバレーの第二の特産品になりそうな勢いだ。


このビールを商品化したのは、4年前に秋田犬のコディを里子に迎えたジェイミーさん。夏にキャンプへ行った際、コディがビールにとても興味があることに気づいたという。
「私たちはキャンプファイヤーのそばに座っていたの。ビールは地面においてあったんだけど、それをわざわざ倒して土を舐めようとしていたのよ。そんなこともあって、コディの誕生日にノンアルコール・ビールをプレゼントすることにしたの。私たちのを倒さなくてもいいようにね」
アルコールなし、炭酸なし、特選麦芽と濾水で醸造酒(?)にした上で、ナチュラルな牛肉味をつけ、グルコサミンとビタミンE入りで、犬の健康を考えたビールになっている。

味の方は? と聞いてみると、「人間も飲めるわよ。でもお勧めできないけど」とのことで、あくまで犬用ということらしいが、ビールが完成するまでに試飲はしたそうで、「私自身が飲めないものは、コディには絶対に与えないわ」とのことだった。彼女が自宅キッチンで作り上げたビールなのだ。

散歩に連れて行ったり、仰向けになればお腹をさすってあげたりするのも犬への愛情表現だが、これにビールを加えるというのも今後はアリなのかもしれない。テレビでスポーツ観戦しながらビールを飲む。そんな時、愛犬も一緒に飲めたらどんなに楽しいだろう……、なんて思う男性がアメリカにはかなり多く、“冷蔵庫には、人間用と犬用の冷えたビールが常時ある”という家も増えるのかもしれない。


先日、この地域を訪れたシュワちゃんも、ワインは買わず、犬ビールの「ハッピーテールエール」のみを買って行ったという。気になる値段は、6本入りで$9.99(約1170円)。
(シカゴ/あらた)
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