タバコは何センチ残しで「金持ち吸い」になるのか
(左から)合コンでサンプルとして持ち帰った社長(43)、会社員(33)、会社員(28)、会社員(23)の吸殻
合コン帰りで失礼致します。
今日のお相手は某会社経営の社長サン含む23〜43歳のメンズ4名。


なぜ合コンに行ってきたのかといいますと、今回のコネタテーマが「金持ち吸い」についてだから……。「コネタ調査」と「イケメン発掘」ができるなんてまさに一石二鳥よね!?
「金持ち吸い」とは俗語でタバコを長めに残して吸い終ること。対義語は「貧乏吸い」。これはタバコをフィルターぎりぎりまで吸うことをいいます。

一説によると「金持ち吸い」と言われる所以はタバコの先端部分の煙はおいしく、そのおいしい部分だけを贅沢に吸うからだそう……。要はタバコを長めに吸い残すメンズはお金持ちっていう俗説。
ということはお金持ちのメンズは「美煙家」なのかもしれません。

ということで合コン前日、「金持ち吸い」について某有名タバコメーカーさんに問い合わせをしてみました。
「金持ち吸いってご存知でしょうか?」と私。
「いえ、存じておりませんが……」とあっさり否定されました。どうやら俗語中の俗語のようです。質問形式を変えてみることにしました。


「タバコにおいしい部分とかあるのでしょうか?」
「いえ、ございません」とこれまたあっさり否定。どうやらないようです。

「私も喫煙者なのですが、フィルターに近づくにつれ煙がきつく感じられるのですが、それは気のせいなのでしょうか?」と食いついて質問を続ける私。
「タバコの中に入っている葉っぱはどこも均等になるよう作られておりますが、同じ吸い方をされた場合、短くなるにつれ煙が逃げていく道筋が短くなる為、吸い込む煙の量が次第に増していくということはあるかもしれません。それをおいしいか否かは人それぞれかと存じますが……」
とのことでした。

つまり、タバコはどの長さを吸っても味は変化せず、ただ吸い続けると煙が逃げていく道筋が短くなるため、吸い込む煙の量が多くなっていくということでした。


しかし俗説! されど俗説!! ということで喫煙者50人に「タバコは何センチ残しますか?」とリサーチをしてみることに。結果は「1〜1.5センチ残し」が28名、「3〜5ミリ残し」が11名「3センチ未満残し」が6名、「3センチ以上残し」が3名(内1名公認会計士、内1名年収1000万超え)、「その時の気分によって変わる」が2名でした。

この結果を踏まえ挑んだ本日の合コン。結果は写真のようになっておりました。合コンの合間合間にサンプルとして吸殻を持ち帰る私はちょっとした変態に見えたかもしれませんが、今回はイケメンがいなかったのでどーでもいいです。
(江木才子)