“青いバラ”がテーマのウェディングドレス
(上)白いドレスに青いバラ。素敵すぎます (下)こっちは披露宴用? 右うしろの、手に蝶をもっているドレスも気になる
ヨーロッパには花嫁が挙式の日に「4つのsomething」を身につけていると幸せになれるという古い言い伝えがあるらしい。「新しいもの」「古いもの」「借りてきたもの」の他に、最後は「青いもの」だそうでこれは花嫁の純潔を表しているのだとか。

目立たないようにつけることが多いそうで、下着に青いリボンやレースを使ったり、ブルーの宝石を使ったアクセサリーを身につけるなどいろいろだそうだが、なんとなくロマンがあって素敵な言い伝えですよね〜。

と、そんな結婚豆知識を思い出してしまうウェディングドレスを、昨日お伝えしたサントリー開発の「青いバラ」が出展されていた『世界バラ会議2006』で発見。メイン会場の『ばらフェスタ大阪』で、ひときわ女性の人気を集めていたのがあの桂由美さんプロデュースのウェディングドレスコレクションだったのです〜。
桂由美さんデザインのウェディングドレスといえば、女性なら誰しも1度はあこがれたことがあるのでは?
もともとバラは桂由美さんのデビュー以来、40年間シンボルモチーフでありデザインコンセプトでもあるのだとか。1998年には新種の白バラに『ローズユミ』の名がつけられたほどだそうで……。

今回の展示は青いバラをテーマにしたコレクションで、タイトルはそのものズバリの『ブルー・ローズ・センセーション』! 日本で初めて誕生した「青いバラ」の誕生を祝すとともに、“ロマンと知性”を表現するものとして青いバラにインスピレーションを受けたオリジナルデザインのドレスが9体、夢のようにエレガントな空間をつくり出しておりました。

ウェディングドレスなんぞ日頃まったく無関係に生きている私ですが、いざ目の前にすると着るならどれ!? と真剣に悩んでしまいました。
画像のいちばんシンプルな大人っぽいドレスは、“ユミライン”といわれる彼女の世界的な代表作であるスレンダーシルエット。やっぱり、桂由美さんといえばこのシルエットですよね〜。他にも花びらをそのまま着たようなかわいい感じのものから、「魅せられて」風に裾が広がるゴージャスなものまで、も〜ラブリー&フェミニン全開!!
また、ブーケやベールなどに使われている花がものすごくきれいな深いブルーで、しかも生花のようなみずみずしい質感。これはプリザーブド・フラワーという生花を特殊加工したものを使っているのだそう。
そういえば、折しも来月は6月でジューン・ブライドの季節。
花嫁修業中の方もそうでない方も、由美センセイの華麗なるドレスで“妄想ウェディング”に浸ってみてはいかが。
(野崎 泉)