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有料ゴミ袋はなぜレジ袋の形なのか

有料ゴミ袋はなぜレジ袋の形なのか
一人では対処しきれず母動員。何度も写真を取り直すがあまりの重さに「勘弁してよ」と母。すんません、結果は微妙……
現在住んでいる地域では平成16年4月から家庭ゴミは戸別収集・有料化になっている。
燃えるゴミは一番大きな袋が40リットルで1枚60円、燃やせないゴミは30リットルで1枚45円と結構なお値段。「ゴミを減らそう」、「自分の出すゴミには責任を持つ」という世の流れからすれば、ま、不満はあるがしかたのないこと。
ところで、そのちょっとした不満のせいか、なぜかずっと気になっていたことがある。それはゴミ袋の形である。なぜかゴミ収集が有料化になってから、ゴミ袋が普通のフラットな形の袋からレジ袋の形に変わったのである。

同じ量のゴミをぎゅうぎゅうに詰め込んだ場合、何となくレジ袋よりフラットな袋の方がたくさん入るような気がする。ひょっとしてこれも自治体の「ゴミを減らそう」の思惑があってあまり詰め込めないような袋を選定しているのではないか、と勘ぐりたくなってくる。

まずは、袋に書かれた製造メーカーにゴミ袋の形について問い合わせてみた。
「当社では各自治体からの要望で袋を作っていますので、その選定基準はわかりません。袋の形や大きさは自治体によって様々ですが、最近はレジ袋型が増えてきている傾向はありますね。レジ袋は皆さん使い慣れていますし、持ち手と封があるので縛りやすく使い勝手がいいということだと思います。容量に関しては口の縛り方で若干は変わるかもしれませんが、フラット型もレジ袋型も書かれている容量はきちんと入ります」

ゴミ袋が変わって2年以上経っていて今更な質問だが、市役所に話を聞いてみた。
「何故、ゴミ袋がレジ袋型か、ですか? う〜ん、有料化導入時の担当者が現在はいないので詳しいことは分かりませんが、2つほど理由があります。まず、持ち手がついていることによる収集のしやすさです。それと、マチがついていることによる袋の座りの良さですね」と環境課の担当者。

どうやら我が市の場合、利用者云々といったゴミを出す側に対する配慮、というよりは収集側の利便性のようである。
それでは、袋の容量についてはどうなのか、と聞いたところ
「容量は水を入れてきちんと量っているのでリッターとしては入る量はフラットの袋もレジ袋も変わらないです。フラットの袋だって口を両側から縛るのを前提に作られていますから」とのこと。

「そうですか」と言い電話を切ったものの、何となく釈然としない。
そこで、実際にゴミ袋に水を入れて自分で実験をしてみることに。小さな袋でやるつもりが、フラットな袋で5リットルというのが見つからず、しかたなく20リットルの袋で実験を開始。しかし、早々に浅はかな考えだったことに気がついた。20リットルの水は重く、袋をしっかり支えていないと袋がグニャグニャして水がこぼれてしまう。やっとの思いで15リットル入ったところで袋を持ち上げた途端、袋の底が裂けザザーッと水がこぼれてしまった……。

使用したのは燃やせないゴミの袋。燃やせないゴミの袋はプラスティック類を入れるので水分を含んだ生ゴミや紙類を入れる燃えるゴミの袋より強度がないのでは? と思い今度は燃えるゴミ袋で挑戦。何とか水を入れることに成功したが、写真をとった直後に袋が倒れあっという間に水がこぼれ計測できず。度重なる失敗にさすがにやる気が失せ、写真で判断。微妙であるが、結論としてはほぼ同じということで決着をすることにした。

最後に、再び製造メーカーに袋の強度について聞いてみたところ、可燃と不燃の袋では中に入れるものの特性にあわせて異なった原料を使用しているけれど、袋の強度についてはほぼ同じでは? とのこと。

ちなみに我が市の場合、袋の厚さは可燃、不燃ともに0.035ミリ(35ミクロン)。可燃袋の原料は高密度ポリエチレンでプラスチックの再利用40%。不燃袋の原料はポリエチレン、飽和ポリエステル樹脂、プラスチックの再利用50%、うちペットボトル30%再利用となっている。
この場合、強度はほぼ同じだが可燃の袋はパリパリしていることからも分かるように、あまり伸びず突起部などで傷がつくと破れやすいそうで、不燃の袋の方が突起物に強くて袋自体が伸びるのだそうだ。
「袋の特性から言えば水のような重量物を入れた場合、可燃の袋の方が若干強度があるのかもしれませんが、数値化していないので何ともいえません」とのこと。

袋の容量実験はちょっと失敗したが、可燃と不燃の袋の特性を知ることができたのが唯一の救いか。ゴミを収集していただくありがたさを感じつつも我が市役所、市民の使い勝手に対するコメントがなかったのがちょっと気になる。いずれにしてもメーカーも消費者もゴミを出さない努力をしなければいけませんね。それにしても市役所、どういう方法で水を入れて実験したのか? と新たな疑問がわきあがった次第です。
(こや)
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