こけしが手紙をお届け!  「通信こけし」
「通信こけし」は368円(税込)<br>(c) 民芸品と工芸品の店 しまぬき
なんともいえない表情が愛らしい、東北名産「こけし」。そのこけしに手紙を託してみませんか?

先日、仙台を訪れたときに見つけた「通信こけし」。
なんとこけしの胴体の中に手紙を入れることができ、そのまま郵便で送ることができるというユニークなもの。「ある日家に帰ったら、ポストの中にこけし発見!」なんて、受け取った人にとっても、かなりインパクトのある手紙になること間違いなし。ユニークで愛らしいこけしの表情に、みんな思わず和んでしまうはず。

送り方もいたって簡単。こけしの底を回し開けると、中に細長い便箋が入っているので、これにメッセージを記入。書き終わったら再びこけしの中にしまう。
あとは荷札に宛名を書き、120円分の切手を貼って、こけしの首に巻きつければ出来上がり。そのままポストに投函すればOK。

「旅先から絵ハガキのかわりに出す方も多いんですよ」
と語るのは、同商品を販売している「民芸品と工芸品の店 しまぬき」の島貫さん。確かに東北ならではの「こけし」が運ぶ手紙は、珍しいのはもちろんのこと、受け取る人にとってもいい記念になるはず。これからのシーズンなら、暑中見舞いに使うのもオススメだ。もちろんその場で投函するだけでなく、買って帰る人も多いそう。
長さも11cmと手頃なサイズでお土産にもピッタリだ。

通信こけしは仙台にある同社の店舗で販売しているほか、ウェブサイトでも購入可能。
「商品は20〜30年くらい前から販売しています」
と島貫さん。思いのほか長い歴史に驚いたが、実は同社、東北や仙台の民芸品・工芸品を扱っている明治25年創業の老舗。通信こけしの他にも、自分の名字を刻んでもらえる「印鑑こけし」や、腕利きの工人さんが作ったユニークな「伝統こけし」、海外みやげにもピッタリの「創作こけし」など、数多くの商品を扱っている。

どこか懐かしく温かい雰囲気の漂う「こけし」。
ぜひ今年は通信こけしで、東北から夏の便りを送ってみてはいかがですか?
(古屋江美子)

「民芸品と工芸品の店 しまぬき」HP