メールアドレスの長さの限界は?
あなたも長〜いアドレスで個性を出してみてはいかがですか?(ほどほどに)
先日、用事があって友人からメールアドレスを聞く機会があった。ここまではただの雑談だが、その後が問題。
やたらとメールアドレスが長いのである。@マークの前がおよそ30文字。もはやいい迷惑である。

確かに出会い系サイトなどの迷惑メールが増えてから、メールアドレスを長くする人は多くなった。夜な夜な全く関係のないメールに起こされるのはたまらない、その気持ちはわかる。しかし長すぎるのはいかがなものか。
そんなジレンマを抱えつつ、そもそもメールアドレスは何文字まで許されるのか調べてみることに。

エキサイトの人に聞いてみると、以下のような回答が寄せられた。

「メールアドレスの長さは、インターネットに関する技術の標準を定める団体であるIETFが決めたRFCと呼ばれるルール(のようなもの)で決まっています。その中でもメールアドレスの長さについては、『RFC 2821 SMTP』で定義されていまして、カンタンに言うと、ユーザ名は64文字まで、ドメイン名は255文字まで、ユーザー名+ドメインなどを含めた全体は256文字まで、となってます」とのこと。

すなわち@の前が最大64文字、@の後が255文字、合わせて256文字までということ。こりゃ長すぎる。
おそらく名刺の半分ぐらいがアルファベットでうまってしまいそうである。
しかし実際に超長いアドレスを使おうとしても、ソフトによってはうまく動かない可能性もあるそうなのでお気を付けを。

ちなみに日本の携帯電話メアドについてはNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルとも@の前が最大30文字まで、ウィルコムは20文字まで、となっている。昔から大は小をかねると言いますが、ぜひ皆さんもメールアドレスの限界を目指してみてはいかがでしょうか?
アドレスを伝える時、相手が露骨に嫌な顔をするのを楽しめますよ。とにかくほどほどにどうぞ。
(木南広明)