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冷え込む季節に熱々“夏”の和菓子はいかが?

       
寒い冬がやってくると、わらび餅や水ようかんなど夏の和菓子が食べたくなる。

夏ならどこででも買えたものが急に手に入りにくくなる、そんな一種のノスタルジーのせいかもしれない。
しかしこの時期に冷たいものを食べると身体が冷える。それならいっそ、「熱いわらび餅」なら、どうだろう。

そんなわらび餅を食べられるのは大阪にお店を構える老舗のわらび餅専門店、芭蕉庵さんだ。
固まりのわらび餅を切り分けつつ食べる“笑来美餅(わらびもち)”が名物のお店だが、そのメニューを見てみると「ほっと」&「こーるど」表記が。

暖かいわらび餅は裏メニューでもなんでもない。こちらではごく普通に「わらび餅、暖かいの」「わらび餅、冷たいの」と注文できるのだ。
ちなみに、わらび餅には挽きたてのきな粉に黒蜜、抹茶粉とあんこがセット。「ほっと」には、これに素朴な味の麦芽糖も付いてくる。
それに「ほっと」はわらび餅をセイロで蒸し直すという手間のかけ方で、「冷やす手間を省いただけ」というような片手間メニューではないことが窺い知れる。

お店の方に伺うと「初めての人は驚かれますね」。確かにコーヒーではあるまいし、わらび餅でホットは無いだろう。
しかし味は冷たいものに比べると少しだけ柔らかく、口当たりもネットリ。冷たいわらび餅独特のプルルンとした若い味に比べ、ホットのわらびはしみじみ暖かく、滋養に良さそうな優しい味だった。

一年中いつでも取り扱っているものの11月〜3月辺りが一番売り上げが上がるということで、これからの季節にはまさにピッタリの味。
ちなみに店内では霧島山系の天然わらびを使った3500円の高級わらび餅(こちらのお持ち帰り用パッケージは8400円!)や、フルーツやわらび餅をチョコにつける“笑来美フォンデュ”だってお取り扱い中。庶民の甘味ともいうべきわらび餅に対する挑戦は続く。

ちなみにこちらで取り扱っているわらび餅の持ち帰り用パックを湯煎やレンジで温めて食べれば、自宅でも出来たての味を楽しめるそう。

さらにわらび餅粉などで手作りするなら話はもっと簡単で、最後の「氷水で冷やす」工程を省いていきなりできたてを食べてしまえば「暖かいわらび餅」の完成だ。腕に自信のある人はぜひ。

わらび餅は涼菓という固定概念を打ち破り、暖かいわらび餅で身体の芯から温まってみては。
(のなかなおみ)

芭蕉堂HP

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2007年12月15日のコネタ記事

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