中国の不動産大手、中国恒大集団は25日、香港証券取引所で正式に上場廃止となった。
香港証取はこれに先立ち、清算中の中国恒大集団の上場を8月25日午前9時(日本時間同10時)をもって取り消すと発表していた。
香港証取は恒大集団の株式取引が2024年1月29日から暫定停止されていると明らかにし、関連規定に基づき、恒大集団が2025年7月28日までに取引を再開できない場合、上場を廃止する可能性があるとしていた。
中国証券監督管理委員会(証監会)は2024年に恒大集団の不動産部門、恒大地産の債券の不正発行や違法な情報開示を理由に行政処分を決定し、是正命令と警告、41億7500万元(約860億円)の罰金を科した。当時の董事長で実質的支配者の許家印氏にも4700万元の罰金が科され、証券市場から終身排除された。【新華社香港】