<カシオワールドオープン 2日目◇29日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72>
第2ラウンドを終えて、首位と3打差の3位タイにつけた松原大輔。ツアー初優勝に向けて絶好の位置で決勝ラウンド進出を決めたが、本大会には背水の陣で臨んでいた。

海と青空と石川遼
チャレンジ賞金ランク2位の資格から出場していた昨年大会。翌年の出場権をかけたサードQTをトップで通過し、この大会に臨んだ。昨年は16位タイ、賞金ランクは72位に終わって賞金シード獲得は果たせなかったが、その後のファイナルQTで12位に入り、今季の出場権をつかみとった。
そこから1年経ち、賞金ランクは91位。さらに来季の出場権を目指して出場したサードQTで、まさか敗退を喫してしまった。「続いてきたものがプチンと切れてしまった感覚。
正直目標もないし、来年のプランもない。無職なので」。失意の中にいたが、開幕直前に本大会に推薦枠で出場が決定した。
モチベーションもわからないまま、「いい意味で開き直れているのかも」とこの“ラストチャンス”に臨むと、初日に「68」、2日目に「69」をマークした。トップ5に入れば賞金ランク65位までに与えられるシード入りの可能性もあり、65位から漏れたとしても、次点選手10名に与えられるファイナルQTへの出場権を得ることもできる。
「変なプレッシャーも、失うものもない」と、ここまできたらプレーを楽しむだけ。
持てる力を出し切って、最後の可能性にかけるのみだ。(文・谷口愛純)
国内男子ツアー・出場資格一覧
(1)ツアートーナメント賞金ランキング第1位者(翌年から5年間)
(2)日本ゴルフツアー選手権、日本オープンゴルフ選手権、または日本プロゴルフ選手権の優勝者 (翌年から5年間)
(3)ゴルフ日本シリーズの優勝者(翌年から3年間)
(4)ツアー各トーナメントの優勝者(翌年から2年間)
(5)前年度のツアー賞金ランキング(海外4代メジャーに係る賞金額を加算した賞金額の順位をいう)上位65名までの者(1年間)
(6)1973年ツアー制施行後に25勝した者(翌週から永久)
(7)会長が推薦する者(そのツアートーナメント)
(8)ツアー各トーナメントの優勝者(翌年から5年間そのツアートーナメント)
(9)前年度ツアー各トーナメントの成績上位10位以内の者(翌年から5年間そのツアートーナメント)
(10)直近のツアートーナメントの成績上位10位以内の者(その年度内に行われる直後のツアートーナメント)
(11)前年度チャレンジトーナメント賞金ランキング第1位者(1年間)
(12)前年度QTランキング第1位者(1年間)
(13)チャレンジトーナメントで年間3勝した者(その年の残りのツアートーナメント)
(14)チャレンジトーナメントの優勝者(JGTOが指定するツアートーナメントへの出場に限る)
(15)JGTツアーメンバーで米ツアー又は欧州ツアーメンバー資格取得者で出場資格を失うこととなった者(翌年1年間)
(16)ワールドカップの日本代表出場選手、又は日韓対抗戦の日本代表出場者(出場した翌年から2年間)
(17)ツアートーナメント複数競技優勝者(年間2勝は翌年から3年間、年間3勝以上は翌年から4年間)
(18)生涯獲得賞金ランク上位25位内の者(適応年度として本人が選択する1年間)
(19)特別保障制度を受けた者
(20)前年度チャレンジトーナメント賞金ランク上位19名(第1回リランキングまでのツアートーナメント)
(21)前年度QTランキング上20位までの者(第1回リランキングまでのツアートーナメント)
※(20)と(21)の相互間における出場優先順位は、(20)の上位者、(21)の上位者の順で交互とする
(22)前年度QTランキング上位者

■カシオワールドオープン 2日目成績
■カシオワールドオープン 3日目組み合わせ
■松原大輔 プロフィール&今季成績
■男子ツアーのシード動向をまとめました!
■LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 2日目成績