<~全英への道~ミズノオープン 初日◇26日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7461ヤード・パー72>
プロ2年目の22歳、村上拓海が6バーディ・ボギーなしの「66」をマークし、3位タイの好スタートを切った。昨年プロ転向して、9月のプロテストでは4日間首位を譲らずにトップ合格。
それによってQTはサードからの出場権をつかみ、ファイナル18位の資格で今シーズンを戦っている。
村上拓海を探せ!
と、ここまでプロフィールを述べたが、今大会でやはり気になるのは、頭にかぶっている帽子。大会の冠である“ミズノ”のロゴが堂々とつけられている。今年2月1日にミズノと用具契約を結び、晴れてブランドアンバサダーとなった。
村上がミズノと出会ったのは小学5年生のとき。出身の千葉県・姉ヶ崎カントリー倶楽部で行われたジュニアゴルファー育成を目指したプログラム「ミズノゴルフアカデミー」に参加したことがきっかけだった、とミズノの広報担当者は明かす。
ジュニア用クラブから大人用クラブにレベルアップするタイミングでミズノを使い始めた。
いま村上のバッグには、11本のミズノのクラブが入っている。一番得意だという「アイアンショット」を支えるのは『ミズノプロ520』。ここ2年ほど愛用している。「打感がとてもいいです。僕はタテ距離を重要視しますが、距離も高さも出てくれます」。
今大会初日、フェアウェイキープは7/14で全体56位だったが、パーオンを逃したのは2ホールのみ。アイアンショットでチャンスを作り、バーディパットを打ち続け、6つのバーディを獲った。
ミズノのクラブを使っていながら、この大会に出るのは実は今年が初めて。開幕前恒例の集合写真撮影にも初めて臨んだ。「ミズノの一員として一緒に写れて、率直に嬉しかったです」。初めての1枚は後列の端っこでひっそりと写ったが、「いつかは最前列で…」という夢も抱く。

「あしたからも一打一打しっかりやっていきたいです」。プロ生活はまだ始まったばかり。リーダーボードの上位に名前を載せ続け、“ミズノの村上”をどんどん売っていきたい。(文・笠井あかり)

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