<東建ホームメイトカップ 事前情報◇15日◇東建多度CC・名古屋(7,109ヤード・パー71)>
 三重県にある東建多度カントリークラブ・名古屋を舞台に国内男子ツアー「東建ホームメイトカップ」が16日(木)に開幕を迎える。練習日となった15日(火)には、今季からテーラーメイドと契約した尾崎直道が同社のツアーバスを訪れた。


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 チャンピオンズツアー参戦を期にクラブ契約をフリーにした尾崎は様々なメーカーのクラブを試してきた。そんな中、その性能に惚れ込み、最も多く使用してきたのがテーラーメイドのクラブ。さらに2012年から「ASHWORTH」とウェア契約をしたこともあり、昨年夏には「来年はチャンピオンズツアーでお世話になったテーラーメイドを使用しようと決めた」と契約を決意するに至った経緯を明かした。
 また、同社のクラブを使用するゴルファーたちは年を重ねてなお、レギュラーツアーで輝かしい活躍を見せている。59歳にして「全英オープン」プレーオフ進出を果たし、2位となったトム・ワトソン(米国)をはじめ、最近ではベルンハルト・ランガー(ドイツ)が今季の「マスターズ」で8位タイに入っている。こうした選手たちの活躍が尾崎の同社との契約を後押ししたことは間違いない。

 尾崎は年々落ち続けるドライバーの飛距離に悩んでいた。レギュラーツアーに参戦してもドライビングディスタンスのカテゴリでは軒並み下位。しかし飛距離性能に優れる同社のドライバー『SLDR ドライバー』を使用するようになって「今は10.5度のものを使っている。簡単に振れて、高い球を打てるから安心してスイングできるよ」と好感触。さらにスピン量が少なく抑えられるドライバーの特性についても、「アゲインストでも吹け上がる心配がなくて、いつもと同じ気持ちで打てる」と笑顔で話した。ここ数年は「ミスしても悔しい気持ちが湧いてこなかった」とゴルフに対する情熱を失いかけていた尾崎だが、心強い相棒を手にしたことで、新たな気持ちで開幕を待ち望んでいる。

 また、この日は兄であるジャンボ尾崎(尾崎将司)もツアーバスを訪れ、2人並んでのフォトセッションが行われた。ジャンボといえば、昨年「つるやオープン」初日にエージシュートとなる“62”をマークしたことが思い出されるが、「(エージシュートを決めた時に)同じ組で回ってたし、ジャンボは俺と相性がいいんだよ。同じメーカーになってジャンボの成績も上がるかもな(笑)」と2人の意外な相性を明らかにした。

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