JR東日本と西武鉄道、新秋津駅と秋津駅を結ぶ乗換通路整備を2030年代前半に供用開始へ 直通運転とあわせ沿線価値向上を推進
JR東日本と西武鉄道は、JR武蔵野線と西武池袋線間の連絡線を活用した直通運転、およびJR東日本新秋津駅から西武鉄道秋津駅までの乗換通路整備について合意したと発表した。

直通運転では、JR東日本新秋津駅から西武鉄道所沢駅の間にある連絡線を活用する。
この連絡線は現在、新造車両の搬入や西武鉄道多摩川線の車両検査に伴う車両輸送時に使用されているという。両社は、この連絡線を新たなネットワークとして活用し、新秋津駅構内と所沢駅を両社線の入口として、沿線の観光地やイベントを目的地として結ぶことを目指す。

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検討中の運行プラン臨時列車では、一般席に加え、半個室やソファ席を備えた客室空間を設け、くつろぎながら移動できるサービスを提供する予定。使用車両は、西武鉄道10000系「ニューレッドアロー」をリニューアルした新宿線観光特急に、JR東日本線への乗り入れに必要な改造を施したうえで導入する計画。

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西武鉄道10000系イメージ運行開始時期は2028年度を予定している。検討中の運行プランは、JR線沿線の小田原・湘南エリア、房総エリア、新幹線接続、東京ディズニーリゾートなどと、西武線沿線の秩父エリア、ベルーナドームなどを結ぶもの。

あわせて、両社は新秋津駅と秋津駅を結ぶ乗換通路の整備についても検討を進める。現在、新秋津駅から秋津駅までは両改札間で約400m離れており、ホームからの移動距離を含めた総移動距離は約600m、所要時間は8分程度であるという。朝夕の通勤・通学時間帯には、歩車分離されていない道路を多くの利用者が行き交う状況もあり、長年の課題となっていた。

乗換通路は、乗換における利便性・安全性の向上や、雨などに濡れない全天候型のバリアフリールート整備を目的とする。両社の所有地を活用し、2030年代前半の供用開始を目指して、今後関係者を交え検討を進めるとしている。

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乗り換え通路イメージまた、両社は乗換改善による利便性向上に加え、新秋津駅と秋津駅の関連エリアの魅力発掘による地域活性化にも取り組むという。
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