キャスターの辛坊治郎が10月25日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。今国会での野党の論戦姿勢に対し、「正論が通じなくなっているという危険性を感じる」と指摘した。

旧統一教会と関係があれば糾弾する野党論戦姿勢 「正論が通じな...の画像はこちら >>

参院予算委で質問する立憲民主党の打越さく良氏。山際経済再生担当相に対し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者かどうかをただす場面があった =2022年10月19日午前、国会・参院第1委員会室 写真提供:産経新聞社

辛坊)夕刊フジ、私が気になった記事は2面にあります。

「岸田政権 問われる危機管理能力 遅すぎた山際氏更迭」

~『夕刊フジ』2022年10月25日発行分(2面)より

辛坊)リードを読んでみましょう。

「支持率低下にあえぐ岸田文雄政権に新たな痛手だ。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係で、野党の追及を受けていた山際大志郎経済再生担当相が24日夜、岸田首相に辞表を提出した。昨年10月に発足した岸田政権で、事実上の更迭は初めて。

旧統一教会は与野党の政治家との接点が明らかになっているが、野党は山際氏を標的に攻勢を強めていた。遅すぎる更迭となったが、岸田政権の危機管理は大丈夫なのか。」

~『夕刊フジ』2022年10月25日発行分(2面)より

辛坊)記事の中盤以降を読んでみます。

「今回の更迭劇をどう見るのか。
政治学者の岩田温氏はまず、『続投させる意向だった岸田首相が、いきなり意見を変えた。言行不一致で、政治家として筋が通っていないと見なされる』と、岸田首相へのダメージを指摘する。
加えて、今国会の様相にも危機感を抱く。


岩田氏は『野党は本質論をぼかしたまま、旧統一教会と関係があれば糾弾している。宗教や人種、性的指向、思想の差別にもつながる極めて危険な論理に感じる。霊感商法や高額献金の問題などを切り分けて、丁寧に議論すべきだ。(以降、略)』」

~『夕刊フジ』2022年10月25日発行分(2面)より

辛坊)まさに正論です。ところが、テレビのワイドショーなどを見ていると、この正論が通じなくなってしまっているという危険性を感じます。

radikoのタイムフリーを聴く:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20221025163441