辛坊治郎が10月27日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。何にでも国の許可が必要な日本の行政構造に対し「ダメだぞ、この国は!」と怒りをあらわにした。

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警察庁

番組では、警察庁が27日、自動運転「レベル4」の遠隔監視による無人自動運転サービスの許可制度を、来年4月1日から開始する方針を明らかにしたというニュースを取り上げた。レベル4は、特定の条件のもとで完全な自動運転となり、不測の事態への対応も含めて、すべてシステムに任せる。運転席やハンドルのない実験車両もあるのが特徴である。

これについて辛坊は「自動運転レベル4の遠隔監視による、無人自動運転サービスの許可“制度”を始めるって…どれだけ遅れてるんだよ、これ!」と、無人自動運転そのものではなく、その「許可制度」がようやく始まるという遅さに注目。

「すでにレベル3の実験などは行われているが、中国やアメリカはふつうに走っていますから。日本は、自動運転の実験をしようと思うと、車の横に“自動運転実施中”ってでっかく書いて、事前にどこを走るか届け出をして、人払い、車払いみたいなものをした挙句に走る。

それじゃあ、実験にならないだろ!」と、世界のスピードについていけず、取り残されていく要因を指摘。

さらに話は、給与の一部を電子マネーで支払えるようになるというニュースに飛び火。辛坊は「給料の一部を電子マネーで払えるようにするのを、省令改正で来年の春くらいからできるよにしますと。これ、省令だから法律ではないわけで。各省庁が勝手に決められるようなもので、(中略)来年4月以降に電子マネーでできるようにしますって、何するにしてもこんなに許可が必要になる国って、世界にあるのか?」と疑問を呈した。

最後に「これを伝えるニュースが“こんな画期的なことをします!”というような扱いで、まったく批判的な目線がない。

“こんなこと規制していること自体がおかしいだろう”という目線がないと、ダメだぞこの国は!」と憤りを隠せなかった。

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