辛坊治郎が11月3日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。東京大学と金沢大学のチームががん免疫治療薬「オプジーボ」の新たな作用を発見したニュースについて「人類が求めてやまなかった“若返りの薬”を手にする可能性があるのでは?」と期待込めて語った。

人類が求めていた“若返りの薬”? がん免疫治療薬「オプジーボ...の画像はこちら >>

がん免疫治療薬「オプジーボ」 写真提供:共同通信社

がん免疫治療薬「オプジーボ」をマウスに投与すると、体内の老化細胞が減り、身体機能が改善したとする研究成果を、東京大学と金沢大学のチームが発表した。オプジーボは、京都大学の 本庶佑特別教授 が開発に携わり、2018年にノーベル医学生理学賞を受賞している。

このニュースについて辛坊は「体の中でがんが成長できるのは、人間の免疫をブロックする仕組みをどうもがん細胞が持っているから。その“免疫をブロックする組織“を解除してやりさえすれば、自分の免疫力でがんを退治できるんじゃないのかという発想で生まれたのがオプジーボ」と解説。「効く人には劇的に効く」という一方で、「値段がむちゃくちゃ高いということと、効かない人には全然効かない。中には猛烈な副反応が出てしまう人もいるので、全員に効く万能薬ではない」とも述べた。

そのうえで「今の段階ではマウスだが、人間でもしそんなことが実用化されるんだったら、一定の老化の速度を止めるとか、人類が求めてやまなかった“若返りの薬“みたいなものを手にする可能性があるんじゃないのっていう研究」と期待を込めて語った。

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