元徳島県警捜査一課警部で“リーゼント刑事”こと秋山博康が5月16日(火)、辛坊治郎がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』にゲスト出演。銀座で起きた高級腕時計の強盗事件と同種の犯罪は「今後も続く」と指摘。
高級時計店から逃走する3人組の強盗=2023年5月8日午後、東京都中央区[目撃者提供] 写真提供:時事通信社
秋山は、警察人生の大半を殺人や凶悪な犯罪捜査を担当する徳島県警本部の捜査一課の刑事として過ごした。幼い頃、矢沢永吉に憧れ、以来、今日に至るまで1日足りともリーゼントを欠かさなかったという通称“リーゼント刑事”だ。そんな秋山が、今月8日に東京銀座で白昼発生した高級腕時計店の強盗事件について言及。逮捕された男4人はいずれも16歳から19歳で、全国各地でもバイト感覚で凶悪犯罪に手を染める“闇バイト強盗”が相次ぎ、若者の逮捕が続いている背景について語った。
まず秋山は、これらと同種の犯罪について「まだ、次あります」と指摘。その理由について、「こういう犯罪グループ、増えているんです。もともと特殊詐欺ができた頃、これらの犯罪組織は、ある関東の有名な指定暴力団が上にいた組織があった。今、各暴力団の利権がからんでいる。簡単に言うと、20~30人の犯罪グループを500万円で買うんです」と、若者の“闇バイト”で組織される犯罪グループが、次々と「売買」されている実態を挙げた。
その犯罪グループについては、「暴力団がトップにいて、バイトで雇う。暴力団というのは、昔から“手配師”というのがあるが、それがやり方をSNSに変えて闇バイトに変わっている。
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