住宅ローンの連帯債務といった経済的な制約から、自身の意志だけでは独立が難しい状況に置かれているケースも存在します。

All About ニュース編集部は、2026年3月25日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。
毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。

今回は、富山県射水市在住・31歳男性のエピソードを紹介します。

■回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:31歳男性
職業:無職
在住:富山県射水市
家族構成:祖父母、父母、自分
世帯年収:祖父母合わせて330万円、母100万円
実家の間取り:一軒家3LDK

■毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:なし
交際費:7000円
毎月のお小遣い:2万円
毎月の貯金額:なし
貯金総額:なし

総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、34歳以下男性の1カ月の平均消費支出は14万7708円です。そのうち、住居費の平均は3万1444円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた11万6264円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。

実家を出るかどうかについては「なし」と話しました。

■「ローンの支払いがあるので出られない」
実家暮らしを選んでいる理由を尋ねると「自分が家のローンの連帯債務者ということもあり実家から出られない。55歳ぐらいまで払う予定があるので出るに出られない」と回答。

さらに「職も今はないので、職に就くまではどっちみち実家のほうがラクである。かと言って、職に就いてもローンの支払いがあるので出られない」と、話してくれました。

■「実家だからといって安心できない」
実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「祖父母がいることでけっこう制限される。祖父母は割と人のことを考えずに喋ったり発言してくるのでストレスが溜まる」といいます。

続けて、「自由がほぼない。
ローンのある実家なので未来がほぼ暗い。結構絶望的で、困っている。父も頼りにならないので、実家だからといって安心できない」と、将来への行き詰まりを感じる胸の内を明かしてくれました。

お金に関する悩みでは「ローンを抱えているのでこれといった貯金はない。貯金することすら難しい。お金はあってないようなものである」と続け、家計の深刻な苦しさを口にしました。

多世代同居のストレスや返済への不安を抱えつつ、家を支える責任感から実家に留まっている様子が伝わります。自身の就労とローン完済という大きな課題に向き合い、厳しい現実の中で懸命に生活を維持している切実な状況です。

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