動画配信や音楽配信など、月額課金のサービスが増えています。便利な一方で、「ほとんど使っていないのに払い続けているサービス」はありませんか?今回は、こうしたサブスクの利用を見直すと、どれくらい節約できるか試算してみます。


さらに、ファイナンシャル・プランナーでAll Aboutマネーガイドの舟本美子さんに、サブスクの節約についてアドバイスをもらいました。

■「いつか使う」と思って払い続けていませんか?
今回は一例として、利用者が多く、ついつい入りっぱなしになりやすいサービスを想定してみます。

動画配信サービス:月1500円
ECサイトの有料会員(配送特典など):月600円
クラウド容量の追加:月400円
スマホ購入時の有料オプション(セキュリティーなど):月500円

それぞれの支払いは決して大きくありませんが、合計すると毎月の支払いは3000円にものぼります。

「解約が面倒」「また使うかもしれない」「いくら払っているか把握していない」といった理由で、何年も払い続けているケースも少なくありません。

これらを一度解約すると月3000円、1年間に換算すると3万6000円の節約になります。もし、これを5年間そのままにしていたとしたら、合計で18万円もの支出になります。

サブスクの最大のメリットは、多くの場合、解約や再契約が自由にできることです。「もう二度と使えない」と心配する必要はありません。思い切って一度解約し、必要があればまた利用してみてはいかがでしょうか。

■専門家アドバイス
最近は「何でもサブスクリプション」といわれるほど、多様なサービスがそろっています。1つ当たりは300円から1000円程度とお手頃なものも多いため、つい気軽に契約してしまいがちです。

しかし、契約当初は頻繁に利用していても、ライフスタイルの変化とともに「最近はまったく使っていない」というものも紛れ込んでいるのではないでしょうか。


ちりも積もれば山となるの言葉通り、1つは少額でも複数になれば家計を圧迫する大きな固定費に化けてしまいます。そこでおすすめしたいのが、サブスクの「管理表」を作ることです。

エクセルやスマートフォンのメモ機能、あるいは手帳などに、契約しているサービス名、月額料金、更新日を一覧にまとめ、半年や1年ごとに「本当に今の自分に必要か」をチェックする仕組みを作りましょう。

実はお金の貯まる人ほど、こうした細かな支出に非常に敏感です。定期的な棚卸しによって「不要なものは手放す」という判断を繰り返す。その習慣こそが、お金に愛される「お金持ち習慣」を身に付ける第一歩になります。

管理表を作るという小さなアクションが、家計をより筋肉質で豊かなものに変えてくれるはずです。

■このサービス、利用していませんか?サブスク一例
サブスクにもさまざまなタイプがあります。次のようなサービスを利用していないか、また利用を見直せないかチェックしてみましょう。

・映画・ドラマ・アニメがいつでも見られる動画配信
・最新のヒット曲など世界中の話題曲が聴き放題の音楽配信
・スマホやタブレットで読める雑誌・マンガの読み放題
・ネット通販の送料が無料になる「お急ぎ便」などの有料会員
・決まった間隔で商品が届く、コーヒーやサプリメントの定期便
・スマホで撮った写真や動画を保存するための「クラウド容量追加」
・広告を非表示にするためのアプリやニュースサイトの有料版
・スマホの契約時に勧められた、セキュリティーや保証などの「有料オプション」

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。
All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
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