■外食費が気になる時代だからこそ優待が活躍する
ここ数年、外食業界では原材料価格や人件費の上昇を背景に値上げが続いています。以前は1000円以内で食べられたランチも、今では難しくなったと感じる場面が増えました。


もちろん企業にとって値上げは必要な経営判断ですが、利用する側からすると家計への影響は小さくありません。特に家族で外食をする機会が多い家庭では、食費の負担増を実感している人もいるでしょう。

そこで注目されるのが株主優待です。食事券や優待ポイントがあれば、休日の外食や普段のランチ代を抑えることができます。

優待だけを目的に株を買うべきではありませんが、「実際に使える」という点は大きな魅力です。投資の成果を身近に感じられることも、外食優待が人気を集める理由の1つです。

今回は8月優待のなかから、知名度が高く利用しやすい3銘柄を取り上げます。

■クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>
クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は、「しゃぶ菜」「磯丸水産」「かごの屋」など幅広い業態を展開する外食大手です。株主優待では優待券(電子チケット)が贈られ、グループ店舗で利用できます。業態数が多いため、和食、洋食、居酒屋などさまざまなシーンで活用しやすい点が特徴です。

長期保有制度も導入しており、保有期間に応じて優待額が増える仕組みもありますので、優待投資家の間では定番銘柄の1つとして知られています。

■壱番屋<7630>
壱番屋<7630>は、カレーチェーン「CoCo壱番屋」を展開しています。
株主優待では株主飲食優待券が提供されており、全国の店舗で利用できます。カレーという分かりやすい業態であることから、優待初心者にも人気があります。

海外展開も進めており、国内だけでなく海外市場の成長も期待されています。優待を利用しながら企業の成長を見守れる点も魅力です。

■吉野家ホールディングス<9861>
吉野家ホールディングス<9861>は、牛丼チェーン「吉野家」を展開しています。株主優待では株主優待券が贈られ、吉野家だけでなくグループ店舗でも利用できます。日常的に利用しやすい価格帯の店舗が多く、優待を無理なく使い切りやすい点も魅力です。

牛丼はもちろん、唐揚げチェーン店やうどんチェーン店など事業の幅も広がっていますので、普段の食事に活用しやすい優待として人気があります。

※株主優待に関する情報は、記事執筆時点のものになります。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。
※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告なく変更される場合があります。
また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、ご自身の責任でお願いします。

文:田代 昌之(金融文筆家)
新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。
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