三菱鉛筆は11月2日、日本製紙と昭和丸筒の協力を得て、紙で構成されたインク収容管を用いたリフィルの開発に、世界で初めて成功したことを発表した。

 今回開発した紙製リフィルは、3層の独自の開発紙と最外層のパーチメント紙で構成したもので、全4層構造となっている。
紙製リフィルの開発にあたり、使用するインクの浸透性、ガスバリア性などインクに関わる特性と、紙管の機械的性質である反発力や、巻き強度などに対してテストを重ね、構造を検討した。
 その結果、インクが長期間リフィル内にあってもインク漏れ、インク染み出し、巻き形状のほつれなどが発生せず、形状を維持することが可能な構造を実現した。紙を使用することにより、従来のリフィルとの比較で、プラスチックを約88%減らしている。
 なお、インクは、“クセになる、なめらかな書き味。”というキャッチフレーズで好評を得ている、なめらか油性ボールペンのインク「ジェットストリームインク」を搭載している。さらに、インク量はジェットストリーム スタンダード(SXN-150系)リフィルの約1.6倍となっており、従来品に比べて長い期間使うことができる。

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