屋外ドローンショーを事業として本格始動！初年度は全国で20公演を目指す

　ドローンサービス事業を展開するROBOZのエンターテイメント事業部「ROBOZエンターテイメント」は、9月から屋外ドローンショー事業を本格的に開始する。新事業では、ドローンショー業界の先駆者であるドローンショー・ジャパンと提携し、同社が開発した国産ドローン「DSJ MODEL-X」を導入。初年度は全国で年間20公演の実施を目指す。

●2024年の市場規模は約30億円、5年後に100億円規模に
　近年、花火に代わる新たなエンターテイメントとして注目されている「屋外ドローンショー」は、世界中で導入が進んでいる。海外ではすでに大規模イベントや国際的な祭典でドローンショーが主役となっており、国内市場も2023年以降、急成長段階に突入。2024年の国内ドローンショー市場は約30億円と推計されており、今後5年間で100億円規模に達するとも見込まれている。観光地での誘客イベント、企業の周年記念事業、地域活性化イベントなど、幅広いニーズに応えるコンテンツとして注目を集めている。
　ROBOZは、複数行政と連携協定を締結し、地域密着にこだわったドローンサービスの提供を主体とし、ドローンソリューション提供、産業用機体販売、空撮事業・ドローンイベント・ICT教育事業などを展開してきた。今年4月からエンターテイメント事業部「ROBOZエンターテイメント」を始動し、インドアドローンショーを中心にドローンエンターテイメント事業に取り組んでいる。
　今回の屋外ドローンショー参入によって、「空の演出」のフィールドをさらに拡大し、地域創生・観光振興・企業ブランディングに貢献していく。この事業で提携するドローンショー・ジャパンは、国内最大規模のドローンショー事業者であり、2020年から累計300回以上の公演実績を有している。海外製品が多いなかで、日本の環境・電波法に適合した純国産機を開発し、業界をけん引している。
　導入するドローン「DSJ MODEL-X」は、世界水準のスペックを搭載し、完全国産製造・設計による高い安全性と信頼性を備えたハイエンドモデル。LED照度や演出表現力も世界トップクラスで、最大飛行時間は20分間。強風・雨天下でも運用することができる。この機体を最大限に生かし、国内外の観客を魅了する迫力と繊細さを兼ね備えた演出を展開していく。
　ROBOZエンターテイメントでは9月から、東海エリアを皮切りに関東圏・関西圏でのショー展開を予定している。2026年度以降は、年間100公演以上、全国主要都市への常設化、そしてグローバル展開も視野に入れ、体制を拡充していく。
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