●高校卒運転士の採用と養成に積極的に取り組む
2022年にバスの運転に必要な大型二種免許の取得条件が緩和されたことで、西武バスでは高校卒運転士の採用、養成に積極的に取り組んできた。
今回、路線バス運転士としてデビューするのは、2024年に高校を卒業して入社した、西武バス練馬営業所の伊井リオさんと、西武バス新座営業所の蓮見正和さんの2名で、サポート役運転士の同乗をともなわない単独乗務でのデビューとなる。
両名は、2024年3月に高校を卒業して同年4月に運転士として入社している。2022年に大型二種免許の取得条件が緩和されていたものの、年齢や経験の関係から入社してすぐに運転士として勤務することはできないため、事務職として営業所の運行管理業務に従事して、運行管理補助者として路線バス運行を支える側の立場で経験を積んできた。
事務職として従事する中で、「受験資格特例教習」を受講して大型二種免許を取得している。以降は社内の研修所での訓練を経て、7月にそれぞれの所属営業所において指導運転士同乗のもと営業運行を開始した。
現在は、今夏~秋の単独乗務デビューに向けて、運転技術、接客技術を磨いて安全・安心のバス運行の提供に向けて努力を重ねている。一部の路線のみを担当しているものの、今後は技術を磨いて所属営業所管轄のさまざまな路線を担当していく。
なお、西武バスでは運転士養成制度を設けており、一定の条件を満たすことで大型二種免許の取得費用を、同社が全額負担している。
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