世界最大のプロレス団体・WWEが炎上している。同団体は、先日団体最大のイベント「レッスル・マニア」を終えて、ひと息ついている最中で、毎年この時期に所属選手へ解雇通知を出している。



 世界中のプロレスファンは、どの選手が残るのかドキドキしながら待っているが、意外な選手の名前がリリースされた。日本人女子レスラーのカイリ・セインである。



 彼女は、2017年に日本のプロレス団体・STARDOMからWWEへ移籍し、〝明日の女帝〟アスカとの名タッグ「カブキ・ウォリアーズ」や同じ日本女子レスラーのイヨ・スカイと共にメインで活躍した。2017年から21年まで在籍した後、23年に復帰。25年に行われたWWE日本公演にも参加した。同年11月にはカブキ・ウォリアーズで3度目となるWWE女子タッグ王座を獲得した。



 現在も同団体のメインストリームに登場していた人気レスラーでもある。



 彼女の解雇にプロレスファンは驚き、嘆き、悲しんだ。しかしWWEユニバース(WWEファンのこと)は、大人しくしていない。



 なんと、カイリの復帰を求めてXで抗議活動を開始したのだ。



 同団体のCCO(最高コンテンツ責任者)であるトリプルHの投稿にカイリの画像を添えて「カイリを戻して」とリプライを送ったり、「#WeWantKairi」のハッシュタグを付けた投稿をしたりして、WWEの運営会社TKOに抗議活動を行った。この運動は、なんと「#WeWantKairi」がXトレンド世界1位になるほどの広がりを見せる。



 これらの動きにカイリが反応。自らのアカウントで以下のメッセージを送った。



《みなさんのような人が側にいてくれることに、心から感謝しています。いつも側にいてくれてありがとう。私は自分のペースで出港するよ。その時まで、ずっと愛しているよ》



 このようにファンへ感謝を述べた。



 これを受けてタッグパートナーだったアスカは自身のアカウントで「どんなことがあっても、私はいつもあなたの味方よ、カイリ。あなたを一人ぼっちにさせることなんてしない」と返信し、去り行く相棒にエールを送った。



 またカイリ最後の対戦相手で、かつて同じユニット「ダメージCTRL」の仲間だったイヨ・スカイは、自身のXに日本語で「選手として人生やキャリアを考える上で誰しもいつかは分岐点が来るのは理解しているけども、それが突然のタイミングにおとずれてしまったことを私は寂しく思います」と胸中を吐露した。



 カイリの次の旅はどこになるのだろうか。

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