一方、ベッキーは1月4日の夜「クイズ!ドレミファドン!2020」と連ドラ「悪魔の弁護人 御子柴礼司」(これはレギュラー)に出演。翌朝のNHK「あなたも挑戦しませんか 新絶景タイムスケイプ」ではサブMCを務め、この10数時間についてはまるで全盛期のような露出ぶりだった。昨年11月には、騒動によって発生したCM違約金5億円を自腹で返済していたことも報じられたし、同年1月にプロ野球・巨人の片岡治大コーチと結婚して今春には子供も生まれる予定だ。
しかし、これでめでたしめでたしとはいかないところがこの騒動のややこしさである。川谷もそうだが、ベッキーがテレビに出ると必ず一定数のアンチの声がツイッターなどで沸きあがる。「ドレミファドン」でも、象徴的なシーンがあった。イントロクイズでB'zの「ultra soul」が流れた際、他のゲストに正解されてしまい、こう悔しがったのだ。
「(現役時代の)登場曲なんですよ、旦那さんの。当てたかったぁ。(片岡にひとことと言われ)ごめーんね!」
これに対し、ネットでは「何が旦那だよ」「川谷の元嫁と同じ苦しみを味わえよ」といったツッコミがもはや条件反射のように入れられていた。
これならいっそ、川谷の曲(ゲスの極み乙女。の「私以外私じゃないの」とか)が出題されて、彼女が答えるかどうか、などといういじり方をされたほうが、ネタとして消化できるかもしれない。ただ、彼女サイドがNGなのか、テレビ局が忖度したのか、川谷の曲は一度も流れることはなかった。とまあ、この番組に限らず、不倫騒動以降のベッキーは何かともやもやさせる存在なのだ。