空気が張り詰めるムービーの撮影現場の様子と、ふたりのパーソナルな部分まで聞いてみたWインタビューの様子をお届けします。 高杉真宙、深川麻衣
ふたりの“初ワイガヤ”撮影現場に潜入取材!!
あなたも「シュパッとドーンしてみない!?」という言葉に誘われて、7月某日に行われた新CMの撮影現場に潜入したSJ編集部。
スマホ向け本格オンラインRPG『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の新CMシリーズは、いずれも“初ログレス”、つまり“ログレス初体験”がテーマ。高杉真宙が出演する「初シュパッ。」篇、深川麻衣が出演する「初ドーン。」篇、そして二人そろって出演する「初ワイガヤ。」篇の3篇がラインナップしている。
高杉真宙は2014年の『仮面ライダー鎧武』で一躍知名度を上げた若手演技派俳優。今年から来年の約1年間だけで10本超の映画に主役やメインキャラクターでキャスティングされるなど、SJもかねてより注目している21歳のネクストスターだ。
そして深川麻衣は、メンバーに“聖母”と呼ばれ、センターも務めた乃木坂46を昨夏、惜しまれつつ卒業したSJ一押しの26歳。SJ編集部としても、昨年卒業直前にインタビューして以来の再会とあり、現在女優として活躍する彼女への思い入れはひとしおだ。
この日はまず早朝から高杉が剣で敵を攻撃する「初シュパッ。」篇を撮影。アクション中に敵が見えなくなってしまうくらい派手なバトルシーンに驚く姿、そしてバトル終了後のさわやかな表情がまぶしい。
そして午後、深川が魔法を振りかざす「初ドーン。」篇の撮影に突入。“参戦募集”のもくもくに突入する場面からスタートするこのCMの中で、「ドーン!」と魔法を繰り出す深川の楽しそうな表情は必見! たった15秒のCMに、これだけ時間をかけて撮影しているのだ。

そして夕方、ついに二人そろった「初ワイガヤ。」篇の撮影がスタート。高杉と深川が「ログレス」でチャットデビューするシチュエーションでのやりとりは、二人のあまりに初々しさに、スタッフ一同観ているだけで思わずニヤニヤしてしまう勢い。



深川がいろんなパターンでの「妬くなよ」を披露し、それに対応する高杉。この日が初対面ということもあり、二人は合間も真剣な表情をあまり崩さないが、撮影が始まると一気に楽しげな雰囲気になるから役者はすごい。ディレクターは「既にすごい人気のあるゲームですが、デビューからちょうど3年、新しい人に来てほしいなということで、特にターゲットである20代男性が共感しそうな旬の二人にご登場いただきました。この二人が並ぶと思わずキュンとしますけど、あくまでさわやかに盛り上がる同年代の二人という設定です。高杉さんと深川さんは演技もしっかりしてるし、若いのにちゃんとしていて礼儀もマナーもしっかりしているので、非常に仕事しやすかったです。そして何よりオーラがすごい(笑)。今後のさらなるブレイクが間違いない感じがします」と優しい笑顔を浮かべていた。
高杉真宙・深川麻衣ふたりに聞く「ログレスのこと」と「最近の自分」

――1日がかりのCM撮影ですが、感想はいかがですか?
高杉真宙(以下、高杉) 撮影は純粋に楽しかったです。趣味でもあるゲームのCMをやらせていただけるというのもうれしかったですね。
深川麻衣(以下、深川) すごい緊張しました。スタジオには本当にたくさんの方がいらっしゃるのに空間全体がシーンとしていて、その中で自分が1人楽しげにゲームをやっているという…(笑)。
高杉 あのセット、入ってみるとぼっち感がすごいですもんね。
深川 はい、その中で1人スマホに向かって「ドーン!」「ドーン!」とかひたすらやっていたので(笑)。
――お二人は初対面だそうですが、お互いの第一印象はいかがでしたか?
深川 高杉さんのことは、すでにいろんなCMとか作品で拝見してたので、「あ、本物だな~」と思いました。「ファブリーズの方だ…」「顔が小さいな…」って。
高杉 (笑)。ありがとうございます。僕のほうは、深川さんは第一印象がすごく大人っぽい方だなぁと思っていたので、最初「シュパッと」「ドーン!」って言っているイメージがつかなかったです(笑)。
深川 今日の衣装は特に大人っぽいですもんね。これ(胸元の模様)、横顔になっているの気づきました?
高杉 あ、本当だ! 気づいてなかったです。
――お二人ともどちらかと言うとインドアで、漫画好きという共通点がありますね。
深川 確かにそこまでアウトドアではないかもしれないですね。イラストを描くのも好きですし、漫画とか小説を読むのも好きです。
高杉 そうなんですね。僕も、自分の家をいつか漫画喫茶にしたいと思っているほど大好きです。
――そんなお二人がそろっての撮影は、とてもいい雰囲気で、製作スタッフさんたちも「初々しくて、観ているとニヤニヤしちゃう」とおっしゃってました。楽屋やメイク室ではどのように過ごされましたか?
深川 あ、ありがとうございます(照)。
高杉 僕は人見知りなので、今日1日では全然…そもそも「話しかけてもいいのかな」ってずっと思ってました。
深川 しゃべりかけてください(笑)。私は人見知りではないんですが、やっぱり相手によるかもしれませんね。話しかけて、相手の方(かた)に壁を感じたら、「あ、あまり話しかけられたくないのかな」と思って一旦引いちゃうかもしれないです。
――ちなみに、今日は壁を感じてしまいましたか?
高杉 それを本人の前で聞きますか!?(笑)
深川 今日はそんなに…、高杉さんは楽しげにマネージャーさんとお話しされてたので。
高杉 それはもともと知っている相手なので…(笑)。だいぶふざけて、結構くだらないことを話していました。横でうるさくしてて、すみません。
深川 全然うるさくなかったですよ! こういう一面もあるんだなって。
高杉 一方で深川さんは、ひざ掛けがぶつかっただけで「あ、すみません!」って謝ってくださって、「すごく気を遣われる方なんだな」って思いました。

――CMの撮影を行ったこの7月で、高杉さんは20歳になってから1年、深川さんは乃木坂46を卒業されてからの1年を過ごされたことになりますが、それぞれどういう1年でしたか?
高杉 そうですね…19歳から20歳になるときはすごく考えることがあったんですけど、20歳から21歳は心境の変化自体はあんまりありませんでした。すごく早く、転げ落ちるくらい早く過ぎていった感覚です。プライベートの過ごし方もあまり変わらず、ちょっとアクティブになったかなという程度で。
深川 私はかなり変わりました。環境がガラリと変わったので。今まではグループで動く事が多かったのですが、1人になったことで使う時間が増え、自分のことを見つめ直す時間もより増えました。時間をどう有効活用しようかと考えています。でもなかなか難しいですね。あと、結局昨年は、旅行なども行けなかったので、今年の夏には友達とゆっくり行きたいなと思っています。
――この1年を経て、次の1年をどう過ごそうとお考えですか?
深川 今まで出来ていなかったこととか、自分のダメなところもちゃんと…。
高杉 僕は去年いろいろなお仕事をやらせていただいて身になったことがたくさんあると思うので、今年はそれを活かしてさらに、次の22歳まで、それこそゲームのように経験値を増やしていきたいと思います。
深川 ふふふ! うん、ゲームって本当に人生っぽいところありますよね。
高杉 ほんと地味ゲー(地味なゲーム)ですよね…。
深川 セーブとかできないですもんね。
高杉 本当そうなんですよ。やり直し利かないですから。
――今後、どんなお仕事をされたいかなど、目標があったら教えてください。
深川 私は演技のお仕事がすごく好きなんですけど、ナレーションなど声のお仕事もしてみたいなっていう夢もあります。小学校の頃から国語の朗読の授業が好きで…ナレーションはすごく難しそうなので惹かれるんですよね。あ、もちろん小学校のときはそんなこと考えてないですよ(笑)、好きだけど、読むのは恥ずかしいみたいな感じでしたけど。
――そのために準備していることはありますか?
深川 自分の中の引き出しを増やすため、想像力をつけるために「本をいっぱい読みなさい」っていろいろな方からアドバイスされるので、今はジャンル問わずたくさん読んでいます。
高杉 僕もそれ大好きです! めっちゃ面白いですよね。
深川 面白いですよね~! 私はリアルタイムの単行本じゃなくて、文庫版を買って、それを最近読み終えたんですけど、もうすごい面白くて。クラシックも聴きたくなるし、本当に面白かったですね。もし実写化のお話があったら、冴ちゃん(岸上 冴/彫師。後に主人公の恋人に)とか演じてみたいなと思います。
高杉 いいですね。僕が最近読んで感銘を受けたのは、小林啓一監督に頂いた、仲代達矢さんの本(『仲代達矢が語る日本映画黄金時代』聞き手・春日太一/PHP新書/2013年)です。「一度共演しているんだし、読んだほうがいいよ」って言われて…(※高杉は2012年放送の「ドラマWスペシャル 學」で、ほぼ全編2人芝居のカナダロケを経験している)。演技のことがたくさん書いてあるんですけど、結構自分の思っていることと違うことが書いてあって勉強になりました。本を読むことで意識が大きく変わったり、知識が増えたりするので楽しいですね。

――普段ゲームはやられますか?
高杉&深川 大好きです!
高杉 僕はがっつりハマっちゃうタイプなので…スマホゲームって本当に“ダメ”なんですよ。電車の中でも家の中でも現場でもやっちゃうから。
深川 私も電車の中でのめりこんじゃう…。
高杉 ハマるとヤバいですよね。だいたい始める前に「何時まで」って決めてから、1時間くらいオーバーしてやっているイメージです。
深川 家で寝る前にやっちゃうとどんどん夜更かしになるので気をつけないとなって。
高杉 僕もたまに(課金)しちゃいますよ。自分が怖いです(笑)。
――もし「剣と魔法のログレス」の世界に自分が入れるとしたら、やってみたいジョブは?
深川 魔法系とか好きですね、「魔法を使えるのっていいな」っていつも思います。かっこいいですね。
高杉 僕はもう、アサシンがすごく好きで! 武器もかっこいですし必殺技もかっこいんですよね。
――ゲームも本もお二人にとって大事な要素のようですが、やっぱり向き合い方は違いますか?
深川 そうですね…。 私は、ゲームはリラックスできる時間です。現実のことを全て忘れて、ガーって集中しちゃうので(笑)
高杉 ゲームは、僕にとって“疑似体験”だと思うんですよね。憧れの世界に入り込むというか…魔法を使うとかはゲームでしかできないですし。
――先程、「剣と魔法のログレス」のやり方を教えてもらうメイキングも撮られていましたが、やってみた感触はいかがですか?
深川 もっと装備とか知識をつけたいなって思いました。せっかくだったらかっこいい装備をつけたいです!
高杉 うん。強さや能力を左右する装備だけじゃなく、能力をそのままに(アバターの)見た目だけを変える機能もありますしね。
深川 そうなんです。私はさっき、クマの着ぐるみを着けたんですけど、何か着けましたか?
高杉 装備は全く着けずに、すぐ戦いに行きました!
深川 そこにもプレイヤーの個性の差が現れますね(笑)。
高杉 本当にそうですね。それぞれに合ったいろんな楽しみ方ができるんですね。
――それでは最後に、このCMをご覧になる方々にメッセージをお願い致します。
高杉・深川 どうぞ…/いえいえ、どうぞ…(と、譲り合う2人)。
高杉 じゃあ僕から(笑)。さっき教えてもらったときにすぐに戦いに行ったんですけど、レベル1なのにすごく強い敵がいるフィールドに行ってしまったんですね。でも、強い人が戦っているところに参戦してあまり邪魔にならないようにしていると、その人が倒してくださるから、一緒に経験値をもらえて弱いけどどんどんレベルアップしていくんですよ。だから初めての人でもすぐにレベルアップできるので、そこがすごくいいなと思いました。
深川 ゲームが苦手な方でも助け合えるので、RPG苦手な方にもぜひダウンロードして遊んでほしいなと思います。今まで「ログレス」をやっていなかった人に、CMを観て「やってみようかな~」って思ってほしいですね。
高杉 ほんとそうですよね。分からなくなったらチャット機能もありますし。僕、人見知りだけどゲームの世界では意外とそういうのやるタイプなので(笑)。
深川 やっているうちに私たちと出会うかもしれませんよね。このCMも短い時間の中で、すごい面白く考えられていて、CMを見るたびに「あ、こういうゲームなんだな」って分かってもらえると思うので、ゲームのことも知りつつ、この2人の会話も楽しんでもらえたらと思います。「妬くなよ」って、ちょっと勘違いされるような、すごいツンツンな感じなので(笑)。
高杉 恋人とかじゃなくて、友達の友達くらいの感じらしいです。
深川 そうなんですよね(笑)。それじゃあ、高杉さん〆てください(ニッコリ)。
高杉 そ、そうですね…! えっと、このCMは結構会話も面白くなっていると思いますし、結構興味を引く言葉も多いと思うんですよ。僕も台本を読んで「何だろう?」と思って、やってみたら「あ、そういうことか!」っていうのが結構あって、ゲームやり始めるとCMの見方も変わると思いますし。僕らも楽しくゲームをやっているので、皆さんもそういうのに引っかかって、「あ、ちょっと始めてみようかな」って思ってもらえて、たくさんの人と一緒にできたらうれしいです。