タレントのベッキーがプロ野球・読売ジャイアンツの片岡治大2軍内野守備走塁コーチと結婚したことを発表した。
2月13日、ベッキーはインスタグラムやツイッターで「私事ではありますが、先日、読売巨人軍内野守備走塁コーチの片岡治大さんと結婚いたしました。
ベッキーといえば、2016年1月に発覚したゲスの極み乙女。の川谷絵音との不倫が大きな騒動になった。既婚者である川谷との赤裸々なLINEの内容が暴露され、川谷の離婚を望むような言動も明らかに。ベッキーは記者会見を開いて釈明したが、数々のレギュラー番組やCMから姿を消し、芸能活動を一時休業する事態に追い込まれた。
そのため、インターネット上では「いろいろあったけど幸せになってほしい」「おめでたい報告でよかった」と祝福の声が相次ぐ一方で、「結婚して初めて自分がしたことの意味がわかるはず」「ひとつの家庭を壊したことを考えると100%祝福はできない」などの厳しい意見も見られる。
いずれにせよ、衝撃のスキャンダルから約3年後に独身生活にピリオドを打ったベッキーだが、同様に不倫が取り沙汰された後に結婚した女性芸能人は数多い。
もっともインパクトがあったのは、元モーニング娘。の矢口真里だろう。矢口は11年5月に俳優の中村昌也と結婚。
浮気や不倫の現場を本命の相手に見つかる「矢口る」という造語まで生んだ矢口の再婚には「また不倫しそう」「ゲスなりに誠実」と賛否両論が飛び交い、「一度結婚に失敗している私のことを受け入れてくれた彼」というコメントには「その失敗の原因が“彼”なんだろ?」「すさまじく違和感がある」とツッコミが続出した。
衝撃度では、元SPEEDの上原多香子も負けていない。12年8月にET-KINGのMC・TENNと結婚するが、14年9月に夫のTENNが自死してしまう。その当時、上原が俳優の阿部力と不倫関係にあったと一部週刊誌が報じたのは17年8月のことだ。報道によれば、TENNは上原と阿部のLINEでのやりとりや親密そうに写るツーショット写真を見るなどして、上原の不倫を認識していたという。また、記事で公開されたTENNが書いたとみられる遺書には上原と阿部の不倫を示唆するような内容も見受けられ、上原バッシングが過熱した。実際、上原はTENNの自死の原因が自身の不倫であるとして、遺族に慰謝料を支払う意向を示しているという報道もあった。
その後、上原は18年10月に演出家のコウカズヤと再婚、妊娠中であることが発表された。しかし、前述のような経緯があったために、このときもコウの「誰が何と言おうと、僕は妻と産まれてくる子供を守りたいと思っております!」という宣言が波紋を呼んだ。
17年12月にV6の岡田准一と再婚した女優の宮崎あおいも、不倫疑惑が報じられたひとりだ。宮崎は07年6月に俳優の高岡蒼佑と結婚するが、11年12月に離婚している。その離婚の直前に岡田との不倫疑惑が一部マスコミで報じられ、証拠をつかんだ高岡が岡田に“落とし前”をつけるように迫ったともいわれているのだ。しかしながら、ジャニーズ事務所の圧力があったのかどうかは定かでないが、その後の後追い報道は皆無。清純派女優の不倫スキャンダルはほぼ黙殺されたといっていい。ただ、岡田との再婚についてはいまだ“不倫からの略奪婚”との見方が強く、あまり祝福ムードが広がらなかった要因にも挙げられた。
前述の3人と違い、独身時代に既婚男性との不倫が取り沙汰されるケースもある。元女優の榎本加奈子は、04年春に元プロ野球選手の佐々木主浩氏との不倫交際が報じられた。佐々木氏は1991年に元アイドルの清水香織と結婚し2児をもうけていたが、2005年3月に離婚。翌月には榎本が佐々木氏の子を出産し、同年5月に2人は結婚。榎本には「24歳で略奪婚」「魔性の女」という声があがった。
榎本以上に“魔性”を発揮したのが、独身時代に二度も大物との不倫騒動で世間を騒がせた元フリーアナウンサー・タレントの山本モナだ。
山本は08年7月に『サキヨミ』(フジテレビ系)でキャスターに復帰するが、直後に読売ジャイアンツ(巨人)の二岡智宏選手(当時)との“ラブホ不倫”が報じられ、『サキヨミ』を降板。巨人の中心選手だった二岡選手も同年オフに北海道日本ハムファイターズにトレードされ、「事実上の左遷」と話題になった。山本は活動休止を経て10年8月に一般男性との結婚を発表したが、世間的には“不倫2連発”のイメージが強いだろう。当時はオフィス北野に所属しており、ビートたけしは今でも事あるごとに「細野は許さん。うちのタレントとタダでやりやがって」などとテレビ番組でネタにしている。
いずれも紆余曲折を経てのゴールインだけに「素直に祝福できない」「またやらかしそう」などと波紋を呼んだが、果たしてベッキーの結婚生活はどうなるのだろうか。
(文=編集部)