キラキラネームが話題にのぼることは多いが、変わった社名も少なくはない。はてなブックマークに3月11日、「社名を『株式会社イケメン』にしたら」という投稿がされ、話題になっている。

投稿者は、社名が「株式会社イケメン」だった場合、どのように電話を出るのか疑問に思っている。



「受電の際に『はいっ、イケメンです!』って答えるの? それでナイスミドルな管理職なんかは『イケメンの増田でございます』とか言うのか」


一方で「だがしかし女性社員の肩身が狭くなるのでは無いかと今から心配だ」という懸念もあるようだ。


■「イケメン株式会社」は栃木県小山市にあった!



たしかに、社名がイケメンだと色んな意味で話題になりそうだ。この投稿に、はてなブックマークでは様々な声が寄せられていた。



「やっぱ業務は製麺になるのかな」
「だんだん自分の言葉に洗脳されて『もしかして俺イケメン?』ってなりそう」
「『嘘つきだ!』とクレーム来る」
「明治創業の池田綿(イケだメン)業株式会社が昭和63年くらいに三代目社長の就任とともに社名を改めた感じであって欲しい」


調べてみると、国税庁の法人番号公表サイトに「イケメン株式会社」という会社が登録されている。栃木県小山市に事業所を持つ会社だが電話番号は不明。

企業サイトもみつからず、どのような事業を展開しているのかは不明だ。


また「こんな社名なら面白い」という大喜利大会が始まった。類義である「株式会社美少女」「株式会社自信満々」や、会社の特性を打ち出した「株式会社何でも言う事聞かせます」というコンサル会社と思わしきもの、「株式会社社長の言うことすべて聞きます」「株式会社あなた様が最高の経営者です」というヨイショが清々しいものも挙げられた。


■「株式会社闇では『闇の〇〇です』って言ってるけど慣れた」


このコメント欄には、実在する会社名も多く挙げられた。その社名を見ていくと、いわゆる「おもしろい社名」は2分類に分けられる。1つめは「偶然的おもしろ社名」。



「株式会社トシマも存在する」
「株式会社モテキって会社が群馬にあって、あの漫画と映画以降社名を名乗るのどうなのかなって前に思ったことあった」


これらの社名は「年増」、久保ミツロウさんの漫画「モテキ」を連想してしまう。しかし「株式会社トシマ」は東京都豊島区の会社、「株式会社モテキ」は社長の苗字が「茂木(もてき)」だという。名付け親も「まさかこのように受け取られるとは」と思うだろう、偶然的おもしろ社名だと言える。


2つめは「意図的おもしろ社名」。例として、ヤバイ仮面率いるヒーローショーに特化した総合イベント会社「株式会社悪の秘密結社」や、バズらせることを専門にしたクリエイティブ&プランニング会社「株式会社噂」など、会社の特性を意図的にインパクトあふれる名前にしたものが挙げられる。


他にはホラーとテクノロジーの融合を掲げる「株式会社闇」という企業もある。

これも変わった名前だが、同社代表の頓花聖太郎さんは、



「株式会社闇では『闇の〇〇です』って言ってるけど慣れた」


とコメントしていた。