リクルートが発行する旅行情報誌「じゃらん」は6月14日、「青春の味ご当地パンランキング」を発表した。調査は2023年5月12日~5月15日、47都道府県在住の20代~50代1,014名を対象に、インターネット調査で行われた。
(複数回答、青春を思い起こさせるご当地パンを3つまで選択)

青春の味ご当地パン1位に輝いたのは長野県の「牛乳パン」だった。牛乳を練り込んで焼いたふわふわの生地に、たっぷりとサンドされたミルククリームが特徴の牛乳パン。昭和30年ごろに誕生したといわれており、長野県で長年愛されているご当地パン。お店によってクリームの分量もパッケージデザインもさまざまだとか。

続く2位は静岡県「のっぽパン」。長さ34cmの細長いパンにミルククリームをサンドしたご当地パン。
1978年の発売以来、県民に愛されている商品でキュートなキリンのパッケージが特徴で、現在はチョコやピーナツなど多数のフレーバーを発売している。

第3位は神奈川県の「ポテチパン」。割れて商品にできないポテトチップスを再利用できないかという菓子問屋さんの依頼から誕生したご当地パン。中身はうす塩味のポテトチップスをキャベツとマヨネーズで和えたシンプルな味わいで、横須賀のソウルフードとして愛されている。

第4位は大阪府の「とびばこパン」。学生時代の体育の授業を思い出す、見た目もかわいいとびばこパン。
若干甘みのある食パンは、とびばこの段数を活かしたサンドイッチなど多彩なアレンジが楽しめる。

第5位は滋賀県の「サラダパン」。たくあんのマヨネーズ和えをふっくら焼き上げたコッペパンで挟んだもので、誕生から60年以上経った現在も、地元のスーパーやコンビニなどで販売されている。たくあんのシャキシャキ食感とやわらかなコッペパンがクセになるロングセラー商品。

第6位は岡山県の「バナナクリームロール」。ふっくらと焼き上げたパンに、ほどよい甘さの特製バナナクリームをサンドしたご当地パン。
岡山県内で約80店舗展開するキムラヤで、65年以上にわたって岡山県民のソウルフードとして親しまれているロングヒット商品。

第7位は秋田県の「アベックトースト」。秋田県民の間でバツグンの知名度を誇るというアベックトースト。薄切りの食パン4枚にイチゴジャムとマーガリンをサンドした菓子パンで、そのままはもちろん、トーストするとマーガリンが溶けて一味違った味わいが楽しめるとか。

第8位は石川県の「頭脳パン」。金沢製粉が開発した「ずのう粉」から作られているパンで、インパクトある博士のイラストが印象的。
誕生から60年以上愛される石川県のご当地パンで、季節限定のフレーバーもあり、9月ごろまではトロピカル頭脳パンも販売中だとか。

第9位は沖縄県の「なかよしパン」。ココア生地のやわらかパンにバニラ風味クリームをサンドしたパンで、なんといってもその大きさとボリューム、カエルのパッケージが特徴のご当地パン。パンの山に沿ってちぎれば、みんなとシェアして楽しむことができる。

第10位は青森県の「イギリストースト」。昭和42年に誕生し、青森県民なら知らない人はいないほど長年愛されるご当地パン。
イギリスパンを使用していることが名前の由来だとか。絶妙な厚さの食パンに、こだわりのマーガリンとグラニュー糖をサンドされている。