同作は元SDN48で作家・大木亜希子の実録私小説の実写化作。
○■元アイドルの役に共感する深川麻衣
深川は今作で演じた安希子について「安希子とは、元アイドルでセカンドキャリアを今歩んでいるという境遇も同じで、共通点も多く、演じていながらも共感できることもいっぱいありました。劇中のササポンの言葉は安希子の心をほぐしていたんですけど、私にとっても刺さる言葉が多かった」と語った。
ササポンのセリフの中で特にお気に入りを聞かれると、悩みながらも「まぁ適当に」という言葉を挙げ、「適当って、ちょっと悪い意味に取られがちですけど、いい意味での切り替えというか、やるだけやったら次みたいな方向転換の言葉だなと思って、とっても好きです」と明かしていた。
乃木坂46を卒業後、女優へと転身した深川。キャリアチェンジをしたときの苦労や葛藤について「卒業を決めたときは、えいや! と(笑)。なんとかなるという勢いで出て行ったんですが、お仕事を始めたてのほうがいろんな壁にぶつかって。グループ名という看板がとれたときに、これまで俳優として経験を積まれてきた方々とともに同じ土俵に立つことが恥ずかしかった」と話し、「自分はなんの技量もないですし、どうしていったらいいんだろうとすごく悩んでいたので、悶々としていた気がします」と当時を振り返った。