俳優の城田優が、BS松竹東急のバラエティ番組『松也Pの◯◯◯』(毎週火曜22:30~)で、12月5日・19日放送の2回にわたり出演。親友の尾上松也とともに、オリジナルキャンドルを作る。


尾上松也が“松也P(プロデューサー)”として、企画会議から参加してゼロから内容を決める同番組。今回は、約5,000人の会員を有する日本キャンドル協会の理事を務め、キャンドルに関する豊富な知識を持つ松也が、一から手作りで巨大なオリジナルキャンドル制作に城田と挑戦する。

2人が作った巨大キャンドルは、ストリートピアノを設置しての音楽ステージやクリスマスマーケットなど、週末を中心に様々なイベントが行われる「東銀座ウインターフェスタ2023」の会場で、12月18日に点火式を実施。松也が点火し、会場中のキャンドルにも火が灯る。

コメントは、以下の通り。

──おなじみの城田さんを迎えられての収録だったと思いますが、改めてご感想をお聞かせください。


松也:男性でキャンドル好きで家で焚く人が周りになかなか居ない中、城田さんが元々キャンドル好きというのも知っていましたから、いつか一緒にキャンドル関係の仕事をしたいなと思っていました。キャンドルを焚くというと、「なんかあったのか?」と心配されることが多かったりするのですが、そういうことではなく、ただ癒しのために焚いているという共通項があります。友達の一人として、一緒にキャンドルが作れるというのは嬉しかったですし、この番組はゲストのやりたいことを一緒にやっていく番組という僕の中でのコンセプトがあるのですが、今回は幼なじみの城田さんならではの、ただ僕がしたいことに付き合わせるという企画で、お付き合いいただけて大変光栄でした。

──お付き合いいただいたと松也さんがおっしゃられていますが、いかがですか?

城田:おっしゃる通り、僕も昔からキャンドルが好きで家に何十個かキャンドルがあります。リビングにも数個、寝室にも置いてあり、お手洗いなどにも焚き終わったものや途中のものなども置いています。中でも、僕はアロマキャンドルが好きなのですが、特に火を焚くと香ってくる匂いや、火の美しさが癒やしです。


 僕も昔からキャンドルが好きだったのですが、気づいたら松也さんが僕を飛び超えて日本キャンドル協会の理事になっていて、そんな流れからコロナ禍でもよくキャンドルについてリモートで会話をしていました。「最近キャンドルにはまったんだよね」、みたいな話をされた時に、「キャンドルいいよね、俺もめっちゃ持ってるよ」と、お互いがキャンドルを好きだということが分かり、そこから松也さんが理事をされている日本キャンドル協会主催の「TOKYO TOWER CANDLE DAYS 2022」に参加をさせていただき、キャンドルを見させていただいたり、キャンドル・ジュンさんのキャンドルを買って帰ったりしました。ちなみに余談ですが、僕から今年の松也さんへ贈った誕生日プレゼントはキャンドルでした。

 この番組に呼んでいただけるとなった時に、特に事前のアンケートなどは無く、蓋を開けてみたら、今日はキャンドルを作りますと伝えられました。この番組は、本来であればゲストが何をやりたいのか聞かれて、やりたいことを叶えてくれるコンセプトらしいのですが、結果的には素晴らしいキャンドルが完成して、結果オーライでした。

松也:すごい楽しそうだったよね!

城田:ゲストも著名な方たちが沢山出られていて、皆さんやりたいことを叶えているらしいのですが、唯一僕だけがただただ松也さんのやりたいことに付き合わされた…!

松也:僕がやりたいことは多分、城田さんがやりたいことだろうという認識のもとやりました。


城田:ジャイアンの発想です。高校時代の先輩なので逆らえないところがありますね。

──今回の収録で、新たな発見や、気づき、印象に残っていることはありますか?

松也:こんなに大きいキャンドルはかなりレベルが高く、レッスンを受けている人でも色々勉強をして段階を踏んでここにたどり着くので、正直どうやって作るのか…初めての体験でした。大きい筒に詰めていき、色を重ねていくのですが、透明の筒では無いため、完成形が見えないんですよ。外から色のバランスなどが見えず、頭の中でイメージして作っていかなければならないので、技術と想像力が必要だなと改めて感じました。

──実際に出来上がったキャンドルを見て、驚きはそんなになかったですか?

松也:いやいや、驚きましたよ。
とても驚きました。なぜかというと、イメージ通りだったから! 本当にイメージ通り、完璧ですよ!「俺、すごくない? 思ったとおりに出来ている!」という驚きです。近くで見ても、グラデーションで緑に変わっていくところ、紫の分量、黄色の分量といい、何一つ文句がないです。

──次に出演する機会があったらやりたいことをお聞かせください。

城田:ガラス細工や陶芸など、今回のようにゼロからものを作ってみたいです。最近は、松也さんも僕も演出などにも挑戦していて、プロデュースなどゼロからものを作るといったことが好きなタイプなので、何かを作るのはシリーズ化してもいいかなと思いますね。
また、キャンドルをもう一度作ってみたいですね。今回は、練習用に小さいキャンドルを作り、要領がわかってから大きいのを作るという流れでしたが、これがあまりにも全容が見えず、手探り状態でした。僕の場合は、結果としては良い感じの色合いにはなっているのですが、自分がイメージしていたものとはやはり全然違うものになっていました。キャンドル作りの難しさを知りましたが、完璧だったと言っている通り、松也さんのキャンドルは最初にイメージした通りのものが出来上がっていました。松也さんは持っているな、と思いました。

──『松也Pの◯◯◯』は、企画から番組作りに携わっていらっしゃいますが、意識していることはありますか?

松也:限られた予算内ですが、そういう制限がある中で何ができるかを考えるのも嫌いではないので、のびのびやらせていただいています。
とにかく「楽しく」ということを意識していますね。

──バラエティ番組というのは、松也さんにとってどんな存在ですか?

松也:色々な番組に出演させていただき、楽しい時間を過ごさせていただいていますが、視聴者の方にも、ただただ楽しんでいただけるものがバラエティだと思っています。また、舞台もそうですが、今回のキャンドル作りのようなバラエティも、ジャンルは違えど自分を表現し、エンターテイメントをお届けできるという場であるという意味で、僕の中では大切なジャンルです。

──放送を楽しみにしている視聴者へ、見所や注目してほしいところなど、一言お願いいたします。

城田:松也さんの自由な進行に時にツッコミを入れたりするなどしましたが、これが普段通りの2人の温かい空気ですので、人間らしさを感じていただきたいです。今回は、ゲストの僕に何をしたいのか聞いてくれませんでしたが(笑)、予算が増えて海外進出する際には、1回目のゲストに呼んでいただきたいです。英語もいけます!

松也:では、ゲストは別の方で、通訳さんとしてお呼びします。

城田:いやいや、エコノミークラスで大丈夫ですので、よろしくお願いします!

松也:僕もゼロから何かを作ることが好きなので、城田さんに比較的タイプが似ているところがあります。ゼロから作るとなったら、細かいところまでこだわりたいと思うタイプなのですが、唯一この番組は細かいところは気にしないというような、大きな心構えで作っている番組の一つです。普段そんなに関わらないゲストの方も多いので、とにかく楽しんでいただけるように、という部分での気遣いをしています。ただ、城田さんに関しては何一つ気を遣わずに、リラックスした形で臨めました。作っている最中は、特にトークもなく無言でやらせていただきましたので、ナレーションをご担当くださっている有野晋哉さんに頼りっきりになると思います。私達のキャンドルが誕生する瞬間を、ぜひ目撃していただければ嬉しいです!