アーセナルは9日、イタリア代表MFジョルジーニョと契約を延長したことを発表した。

 現在32歳のジョルジーニョはヴェローナの下部組織出身で、2010年にトップチームへと昇格。
同クラブで公式戦通算96試合に出場した後、2014年1月にナポリに加入し、クラブのコッパ・イタリア制覇やスーペルコッパ・イタリアーナ制覇などに貢献した。2018年夏からプレーしたチェルシーでも主力として活躍。2020-2021シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験し、2021年には欧州サッカー連盟(UEFA)の最優秀選手賞を受賞した。2023年1月に加入したアーセナルでは、ハーフシーズンで公式戦16試合出場1アシストを記録。今シーズンはここまで公式戦35試合に出場して1ゴール2アシストをマークしている。

 アーセナルとの現行契約には1年の延長オプションが付随していたものの、現状は2024年6月30日までとなっていることから、去就に大きな注目が集まっていたジョルジーニョ。
今回の発表では契約期間が明かされていないが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は、2025年6月までの1年間であると伝えている。

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、クラブ公式サイトで以下の通りコメントしている。

「ジョルジが私たちと新たな契約を結んだことを嬉しく思う。ジョルジは我々のチームにとって重要な存在であり、素晴らしいリーダーシップとピッチ上で彼の周りにいる全員を向上させるユニークな能力を備えた模範となる人物だ。ジョルジと彼の家族が私たちに協力してくれてとても嬉しく思っているし、この旅を一緒に続けていくことに興奮している」