「周囲軸」から「自分軸」に視点を変えたときに見える景色。「なんでもないようなこと」が周りに役立つ強みになる。


本の要約サービス・フライヤーが展開する『Dig Talk』は、本をひとつのきっかけとして、その人の人生の奥底を「深掘る(ディグる)」動画コンテンツです。今回は、朝6時 代表取締役社長で早起きトレーナー、国家資格のキャリアコンサルタント、そして「朝キャリ」の主宰でもある池田千恵さんの深みに迫った番組のハイライトを紹介します。

「『朝4時起き』で、すべてがうまく回りだす!」や「朝活手帳」などで、豊かな「朝時間」をサポートし続けている池田千恵さんが、人生を変えたビジネスパーソンは数知れません。そんな池田さんの原点はどこにあったのでしょうか? 前後編動画の見どころを紹介します!
■「私時間」を優先すべき理由

いまの池田さんを「つくりあげた」本、1冊目は、スティーブン・R・コヴィー氏が1989年に書き、全世界でロングセラーとなっている『7つの習慣』です。「困ったときは本に頼ってきた」という池田さんは、就活で苦戦していたときにこの本に出会いました。そこには「自分の葬儀の場面から想像する」、人生を逆算してみる考え方が紹介されていました。


みんなから「すごい」と言われるような会社で働けば、それが自分の納得感にもつながる。そう信じていたけれど、「自分のお葬式で、どんな人生を生きてきた人だとみんなから思われたいか」を考えてみたら、異なる視野が開けていきました。

この見方は、身近な友人の死に際しても池田さんの心を捉えます。その方は、自分の体の異変に気づいていたのに、“人のため”を優先して病院に行くのを後回しにしていたそうです。このとき池田さんが感じた思いに、ハッとさせられる人は少なくないでしょう。
■『7つの習慣』から得た「時間管理のマトリクス」

『7つの習慣』には人生に向けたさまざまなアドバイスが詰まっていますが、なかでも池田さんにとって「最大の学び」となったのは、「時間管理のマトリクス」だそうです。
時間を緊急度と重要度に分けるこの方法は、人生においてついおろそかにしがちな「緊急ではないけれど重要なこと」を見つけるためのテクニックにもなります。これにインスパイアされて考案されたのが、「朝活手帳」です。

「朝活手帳」では、緊急かつ重要な「収穫の緑」、緊急ではないけれど重要な「種まきの赤」、ルーティンなど緊急ではあっても重要ではない「間引きの青」、緊急でも重要でもない「塩漬けの黒」と、4色に予定を色分けしていくことが特徴です。

池田さんは、この方法で飲み会の予定も色分けすることを勧めています。なるほど……と思わず膝を打ち、気持ちが楽になる気がしたので、要チェックです。
■仕事を楽しくしてくれた「『原因』と『結果』の法則」

コンサルティング企業の資料作成部署で働いていたとき、パワーポイントでひたすら文章を書いていくことがただの「作業」にしか思えず、やさぐれていた時期があったそうです。
「池田さん」という名前ではなく、部署名で仕事を依頼してくる人もいて、それに輪をかけて仕事自体が忙しかったりすると、「私の仕事って機械みたい」と感じてしまうものですよね。そういう気分は無意識のうちに仕事の姿勢にも表れて、周囲からの評価も下がりがちです。

そんなとき池田さんが本屋さんめぐりをして出会ったのが、「『原因』と『結果』の法則」でした。仕事と、それに携わっている自分。どちらの価値も見えなくなるという「結果」を生んでいた「原因」は、仕事に対する考え方だったのだと気づきます。

そこで語られた上司からのひとことも、池田さんを変えるきっかけになりました。
「パワポ打ちマシン」から心を抜け出させた話には、どなたも思わずうなずかされるはずです。
■自分の経験を価値化する方法

「思い」が自分の行動を変える経験をした池田さんは、出版セミナーに行くこと。そこでは自分で本の構成を練り、プレゼンをしてOKだった企画が出版の権利を得ます。

自分がビジネス書を出すとしたら、何を切り口にできると思いますか? 池田さんにとってはそれが「早起き」でした。でも、早起きという行動は自分にとって当たり前すぎるし、当時は『朝2時起きで、なんでもできる!』という本もありましたから、それに比べたら「4時起きなんて大したことない」、まさか企画のタネになるなんてと思っていたそうです。

このときのやりとりも、「強みを引き出すこと」の基礎になっています。
「それをお金に変えていくこともできる」と池田さんは語ります。その思考の過程は、きっとあなた自身のヒントにもなるはずです!

いかがでしたか? これらの内容を、池田千恵さんの声と表情付きで受け取れば、より強い納得感を得られるはずです。ご興味のある方はぜひ、本編動画をお楽しみいただけますと幸いです。

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