○『映画THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』完成披露上映会イベントにキャスト登場
2005年にスタートしてから数多くのファンの皆様=THEファン名様に愛されてきた本作だが、映画館で完成披露上映会を実施するのは初だという。
本シリーズ初の映画館での完成披露に塚本は「ようやく皆さんのお手元に届いてお披露目できる日が来た」としみじみして、佐藤は「前作も映画として作ったけれど、今回は前作以上に『THE3名様』が映画という一つの形に辿り着いたと思う。前作は映画館の無駄使いを楽しんでもらって、今回はしっかりと映画に……なっちゃった!『THE3名様』としてのベストな映画が出来た感覚があります」と手応え十分。岡田も「本当にいい映画だと思えるものが出来上がりました」と胸を張り、森谷監督も「映画という形を意識して作ったので、映画としての『THE3名様』の自信作が出来た」と力を込めた。
前作はカンヌ国際映画祭にエントリーをしたものの、先方からは音沙汰なしのスルーだった。その雪辱を果たすべく、本作ではカンヌ国際映画祭と並んで世界3大映画祭の一つであるヴェネチア国際映画祭にエントリー。今回は映画祭側から選考結果が書かれたレターが届き、映画祭側からの初リアクションに「私たちをヴェネチアに連れて行って!」(佐藤)などと大喜びの面々だったが、しかしその知らせは「今後の成功を願っている」などと丁重に書かれた落選の報だった。まさかのオチに「ダメか~!」と崩れ落ちる佐藤の一方で、クールな塚本は「そりゃそうだろ!」と冷静な様子。さらに佐藤は「報道陣の前で発表なんて……期待しちゃうでしょ! こんな大勢の前で落選なんて俺たちだけに内輪で教えてほしかった」と苦笑いを浮かべ、岡田も「ものすごい丁重にね……」とこぼすと、塚本が「しかも観客の皆さんはその落選した作品をこれから見せられるんだぞ!?」とツッコんで大爆笑となった。
改めて本作の魅力について佐藤は「これまで温かく応援してくれた皆さんの期待を裏切らない作品です。
最後は本作のタイトルにある『3』にちなんで、くす玉、鏡開き、三本締めの3つの吉事で“THEファン名様”とともに大ヒットを祈願し、集合写真の撮影となった。本編上映開始を前に塚本は「寝落ち全然OK! 寝ながら見てください。でもラストにはとんでもないことが起こりますので目を凝らして見てほしい」と冗談めかし、岡田は「こんなに笑った撮影は久しぶり。楽しかった僕ら3人を見てもらって皆さんにも楽しくなってもらえたらこれ以上の幸せはありません」と感慨深く語った。佐藤は「応援してくださる皆さんのお陰で20年近く『THE3名様』を続けることが出来ました。今回はみんなにも満足していただける面白い作品になったので、楽しんで見て帰ってくださいね」と呼び掛けていた。