●写真集には裏テーマも! あのアーティストのMVをオマージュ
タレントで実業家の“ゆうこす”こと菅本裕子が8月9日、1st写真集『ゆうこす写真集 チャーミング』(講談社 3,080円)を発売した。今回、写真集発売を直前に控えたタイミングで、ゆうこすにインタビュー。
自身初のグラビア写真集を制作しようと思った理由や、沖縄で行われた撮影の裏話について話を聞いた。(前後編の前編)

○30歳の節目でグラビア写真集を出した理由

――写真集発売は、講談社への直談判で実現したそうですね。

30歳という人生の節目に今の自分を作品として残したいと思って、編集者さんに直談判しに行きました。あと、私は会社の経営もしているのですが、最近は経営者としての仕事の割合が大きくなっていたので、タレントとして本を出したいという思いもありました。タレントが会社をやっていると、揶揄されることも多いんですけど、私はどっちもやってるのってすごいなと思っているので(笑)。

――すごいです! ゆうこすさんはこれまでにも本を出していますが、今回、グラビア写真集を選んだのには何か理由が?

私自身も好きな、今の自分の姿をファンのみんなに見せたいと思ったんです。でも、例えば、私は自分の丸いバストが好きなんですけど、それをどう見せるかはチームのみんなと相談しました。消費されてる感を出したくないといいますか……ファンのみんなに「ゆうこすが脱がされた!」と思ってもらいたくなかった。なので、衣装選びからがっつり入らせてもらって、見せ方についてはいろいろと調整しながら撮影しました。

○ゆうこすらしい健康的な体つきの写真に

――写真集では、裏テーマを設けて撮影したカットもあるとか。

はい! タイトルにもなっているように、今回のテーマが「チャーミング」ということで、とにかくチャーミングな一面や、元気で楽しんで撮影している様子が伝わるような写真集にしたいと思って、それをどう表現するか話し合いました。そして、私にとって、チャーミングと言えば、川本真琴さんなんですよね。
川本真琴さんが「DNA」という楽曲のMVで、DATSUNのTシャツを着てるんですけど、オマージュで同じTシャツを着て、「DNA」を流しながら撮ってもらったりしました。

――写真集の撮影に向けて、体を絞ったり、逆に丸みをつけたりという準備をされる方も多いと思いますが、ゆうこすさんもボディメイクはされましたか?

自分が一番美しいと思うヘルシーな体に持っていきたくて、運動や食事制限をしていました。でも、撮影までの最後の1、2週間くらいで、好きなものを我慢せずに食べたい! と思っちゃって(笑)。おかげで心は健康になったんですけど、自分が理想とする体にまで絞れたかというと、そうではないんですが、私らしい健康的な体つきの写真が撮れたので、逆に無理しなくて良かったなと思いました。

撮影場所に落ちていたものに思わずツッコミ

○あらゆる天候を網羅したロケが実現

――SNSでも「ゆうこすって感じでめっちゃ素敵」といったコメントが寄せられていましたが、とても魅力的だと思います! 写真集の撮影は沖縄で行われたそうですね。

3泊4日全部大雨の予報だったんですけど、行ってみたら、雨、霧、くもり、晴れ、かんかん照りの晴れと、天気という天気全てのシチュエーションで撮れました。

――晴れにも段階があるくらいのバリエーション!

はい! かんかん照りの晴れはめっちゃ暑かったです(笑)。すごくキレイな夕日でも撮れて、持ってるなと思いました。

――霧も珍しいシチュエーションですよね。しかも、撮影は桑島智輝さん。どんな写真になっているか、とても気になります……。カメラマンを桑島さんに依頼したのは、ゆうこすさんたっての希望だったとのことですが、改めて桑島さんとの撮影はいかがでしたか。


いろんなカメラマンさんに撮ってもらいましたが、桑島さんはなんて言うか……撮ってもらうと、自己肯定感がめちゃくちゃ上がる。あと、撮影で使うカメラとは別にコンパクトカメラでオフショットもいっぱい撮ってくださって。こんな演技みたいな寝方してるの!? とびっくりするような写真や、ごはんを食べてるときの写真が写真集にも載ってるんですけど、初日からステーキ食べてて、我ながら、ふざけんなよ! って感じです(笑)。

――まだ撮影があるのに(笑)。でも、すごくいい表情で、とてもかわいいです。

乾杯の勢いがすごすぎてブレてるカットのラフな感じもチャーミングさが出てるなと思います。

○海辺に落ちていた“H(エイチ)”

――今回、アイドル時代以来の水着&下着カットにも挑戦されていますが、撮影はいかがでしたか?

最初はやっぱり、ちょっと恥ずかしいなと思っていました。でも、桑島さんが楽しませてくれたり、初日からチームのみんなが仲良しで、水着を着たカットで大爆笑してるんですよね。

――大爆笑ですか! それはリラックスできている証拠ですね。特に思い出に残っている撮影エピソードはありますか?

海辺にH(エイチ)が落ちたんです。

――えっ。普通、海辺にHは落ちてませんよ。


ですよね。「なんで海辺にH落ちとんねん!」って言いました。「意味わからんよ」って(笑)。(Hの写ったカットを指差しながら)見てください!

※Hとゆうこすのカットは写真集に収録。

――Hだ! 確かにこれが落ちていたら笑ってしまいますね(笑)。

偶然、面白いこともいっぱい起こる撮影になりました!

(C)桑島 智輝/講談社

■プロフィール
ゆうこす(菅本裕子)
1994年、福岡県生まれ。 アイドルグループを脱退後ニート生活を送るも、自己プロデュースを開始し、「モテクリエイター」という新しい肩書で株式会社KOSを起業。現在はタレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして活躍している。
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