NTT東日本は、宮城県仙台市の「NTT五橋ビル」において、オフィスマッサージルーム「Riang(リアン)」を新たに開設した。社員の健康増進と働きやすい環境づくりを目的としたもので、2026年4月1日から運用を開始した。
このサービスは、同グループのNTTクラルティが提供するオフィスマッサージ事業の一環であり、視覚障がいや内部障がいのある有資格者が施術を行う。
これまで首都圏を中心に展開されてきた同事業が、東北エリアで常設拠点として導入されるのは今回が初となる。
今回、NTTクラルティ 営業部 営業部長の吉宗歩氏、NTT東日本 企画総務部 総務部門 人事労務担当課長の小坂佳氏に、導入の背景や実際の利用状況、今後の展望について話を聞いた。
なぜ仙台に?オフィスにマッサージルームを設けた理由
NTTクラルティのオフィスマッサージ事業は、現在NTTグループ内で14拠点(都内および埼玉事業部)に展開されている。提供形態は、週5日体制の常設型と、週1~2日の出張型の2種類がある。
吉宗氏は「視覚障がいのある施術者が安心して働ける環境を整えるためには、通勤に慣れるといった安全性の観点からも、週5日常設で働ける形が望ましい」と語る。
こうした考えのもと、近年は出張型から常設型への移行も視野に入れた取り組みが進められており、実際に首都圏の拠点では常設に変える検討が進んでいる。福利厚生としての役割に加え、障がい者雇用の創出という側面も、この事業の大きな特徴だ。
これまで首都圏中心で展開されてきた背景には、NTTクラルティの本社が東京都武蔵野市にあることがあった。
一方で、NTT東日本グループは北海道から東京まで幅広いエリアをカバーしており、「各地域でも同様の取り組みを展開していく必要がある」との考えから、地方展開の検討が進められてきた。
そうした中で、今回の仙台での導入は、地方におけるモデルケースづくりの第一歩と位置づけられる。NTTグループとしても、社員の健康増進といった“社員に寄り添う施策"を重視しており、クラルティ側の提案と方向性が一致したことで実現に至った。
「首都圏から離れた地域でも成立するモデルをつくれるかというチャレンジだと考えています。東北で形にできれば、他地域への展開にもつながるはずです」(吉宗氏)
また、地方では資格を持つ障がい者であっても、その能力を活かせる仕事が限られるケースが少なくない。
今回の取り組みは、そうした人材が地元で働き続けられる環境を整えるという点でも意義が大きい。
実際に、今回仙台拠点で勤務する3名のヘルスキーパーの中には、東京でマッサージ業務に従事していた経験を持ち、体調や生活環境の変化をきっかけに仙台へ戻り、同事業での就業につながった人材も含まれている。
稼働率7~8割、なぜ人気?オフィスで受けられるマッサージの魅力
既存拠点におけるマッサージルームの稼働率は高く、平均して7~8割に達するという。
「コロナ前は出社ベースだったため、空いていれば利用するという使い方が多かったのですが、現在は出社日に合わせて予約するスタイルに変わっています。その影響で多少の変動はありますが、依然として高い利用率を維持しています」(吉宗氏)
利用しやすさの大きな理由は、「職場の中にある」という点にある。移動時間が不要であることに加え、40分1000円という価格設定もあり、気軽に利用できる環境が整っている。
また、NTTグループの働き方とも相性が良い。小坂氏は、「当社ではスーパーフレックス制(5:00から22:00までをフレキシブルタイムとして設定し、コアタイムを設けない勤務形態)を導入しています。業務を一度中断してマッサージを受け、その後再開するといった使い方も可能です。時間単位の休暇と組み合わせることで、より柔軟に利用できます」と説明する。
実際に利用した社員からは、「リラックス効果が高く、寝てしまうほど気持ちよかった」「短時間でもリフレッシュできる」といった声が上がっている。業務の合間に身体をケアできる仕組みは、日々のパフォーマンス向上にもつながっている。
拠点によっては継続的に利用するヘビーユーザーも多く、日常的に利用される福利厚生として定着しつつある。
視覚障がいのある施術者が活躍、働き方としての魅力
ヘルスキーパーとして働く人材には、技術力だけでなく「誰かの役に立ちたい」という思いが共通している。吉宗氏は、「商売としてではなく、社員のために貢献したいという志向を持つ方が多い」と話す。
ヘルスキーパーは契約社員として雇用されており、福利厚生についてはNTTグループとほぼ同様の制度が適用されている。NTTグループの制度のもとで働けることも、安心して業務に取り組める要素の一つとなっている。
キャリアについては、基本的には施術者として入社するが、過去には本人の関心や希望に応じてIT業務へと転向したケースもあるという。こうした環境のもと、NTT五橋ビルでは3人のヘルスキーパーが勤務する予定だ。
実際どう?利用した社員のリアルな感想
開所式では、NTT東日本-東北 代表取締役社長の須藤博史氏が登壇し、今回の取り組みへの期待を語った。
須藤氏は、NTTで人事に携わっていた過去を振り返り、「大手町の『リアン』は非常に人気で、予約が取れないほどだった。社員からも好評だったサービスが、今回仙台でも身近に利用できるようになり、嬉しく思っている」と述べ、続けて「業務の合間に施術を受けることもできる。
開所式後には実際に施術も行われ、参加者が実際にサービスを体験する場面も見られた。
今回の取り組みは、社員の健康支援と障がい者雇用の両立を図るものだ。仙台での取り組みが、今後どのように広がっていくのか注目される。











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