焼肉。それは日常のアレコレを忘れさせてくれる至高のエンターテインメント。
厳選肉を網の上で踊らせ、立ち上る煙を眺めながら最高の焼き加減を追求する。その悦びにどっぷり浸らせてくれるのが「熟成焼肉 いちばん」だ。

そんな「熟成焼肉 いちばん」のグランドメニューが、この春リニューアル。これまで3コースだった食べ放題は、「ライトコース」「いちばん食べ放題コース」「牛タン食べ放題コース」「黒毛和牛食べ放題コース」の全4コースに進化した。新メニューの登場に加え、既存の定番商品もブラッシュアップされているとの噂だ。当然、自称・常連としてはスルー不可避。

ということでリニューアルの目玉メニューを片っ端から食べ尽くしてきたので、その全貌をレポート!
○「熟成焼肉 いちばん」リニューアルしたグランドメニューを堪能

今回は、125品から選べる「いちばん食べ放題コース」をセレクト。まずは主役の看板メニューの熟成コンビから攻めてみよう。

21日以上の期間をかけてじっくり熟成された「いちばん熟成上カルビ」。牛バラ肉の中からわずか10%程度しかとれないという超希少部位を使用しているそうで、味付けはひとまず「塩」でオーダーしてみた。

実際に食べてみると……

ああ~、相変わらず……ウッッッマァァァ~~~! 旨みたっぷり、脂の甘みも抜群、柔らかな歯ごたえも上質。全方位的に好きだらけで隙がない!

実は「塩」の味付けがリニューアルされているそうで、これまでは塩コショウ&ごま油ベースだったのが、今回から進化した特製塩ダレに変更されたのだという(タン系のメニュー以外)。
このタレが秀逸で、甘じょっぱさと甘みのバランスが絶妙! すっきりしているのにガツンとしたコクがあり、カルビの脂の甘みを最大限に引き出している。

もちろん通常のタレで食べても最高にウマいし、肉のポテンシャルを強く感じるのだが、せっかくならぜひ新・塩ダレと食べ比べて、「いちばん熟成上カルビ」の実力を改めて確かめてみてほしい。塩&タレで気分を変えていけば、無限に食えちゃう気がするぞ……。

続いては「いちばん熟成牛ハラミ」。これまでは1人前あたり3枚だったのが、リニューアルによって厚みのある2枚へと変更されたそうだが……いや、すっげぇ分厚いわ。これは食べごたえがありそうだ。

実際に食べてみると、かなり分厚いのに驚くほど柔らかい……! これが熟成の恩恵なのか? 噛むほどに濃厚な旨味が溢れ出し、「今、間違いなく肉を食らっている」という多幸感に包まれる。こちらも新・塩ダレとの相性が抜群。ぜひとも味わってみてほしい一皿だ。

そして、個人的に悶絶したのが「壺漬けすき焼きカルビ」である。

以前からあった「すき焼きカルビ」が壺漬けスタイルに進化したのだが、これがもう旨味の爆弾というかなんというか……。

濃いめのタレにどっぷり浸かった肉を網の上へ。
正直、個人的には、少し焦げ目ができるくらいまでよく焼くのがベスト。香ばしさが格段にアップするからね。

で、焼き上がった肉を、生卵に潜らせて口へ運ぶと……

うっ、ウマすぎる……! ウマすぎて身悶えする……! 肉が薄めにカットされているので、まさに飲むように食べられる。卵とタレのハーモニーも完璧。お酒も白飯も一瞬で消える魔のメニューだろ、こんなの。味が肉の奥まで染み込んでいて、噛めば噛むほど味わい深い……!

今回のリニューアルで注目すべきは、肉だけではない。サイドメニューにも強力な新顔が加わった。

まずは「焼きニラ~オリジナルスパイス~」。スパイスの旨味と香味を纏ったニラをアルミ皿に乗せたままサッと焼き……食う! 以上!

……なんだけど、これがニラキムチとかよりもさっぱりしていて、シャキシャキ感も心地よく、いくらでも食べられる感じなのよ。箸休めとしても活躍するし、焼いた肉でクルッと巻いて食べるのも超よさそう。いや、これは名脇役。侮っちゃダメなやつ。


続いては、見た目のインパクトも抜群の「にんにく爆弾揚げ」。

ホクホクに揚げられたニンニクは、加熱されたことで特有のツンとした刺激が抑えられており、まるでフライドポテトのような感覚でパクパクいける。スパイスの味付けも絶妙で、これ単体でおつまみとして成立する完成度。お肉と一緒にサンチュで巻いて食べれば、スタミナ全開の背徳メシが完成!

そして、絶対に見逃せないのが「石焼ケランチム~韓国風ふわとろ茶碗蒸し~」だ。ケランチムというのは韓国風の茶わん蒸しのことだそうだが、石焼きで提供されるため、最後まで熱々で食べられる。

スプーンですくって食べてみると……

熱ッッッ!! でもウマーーーッッッ!! これヤバッ! たまごがふわっふわのトロットロ! ごま油の香りと鶏ガラ出汁の旨味がこれでもかと濃縮されており、日本の茶わん蒸しよりもパンチの効いたジャンクな旨さが突き抜ける。コリコリしたエリンギ、シャキシャキのネギ、そしてピリッと効いた唐辛子……食感と味の比率が完璧。カロリーや塩分過多さえ気にしなければ、毎食でも食べたいメニューだ。

締めを飾るのは「大葉香る石焼きガーリックライス」。そもそも「熟成焼肉 いちばん」のご飯は日本全国から厳選した米を土鍋で炊き上げるというこだわりっぷり。そのふっくらもっちりした白飯を、熱々の石鍋でガーリックライスに仕立てているのだ。

ここに別添えのタレをかけて……

よ~く混ぜたら……いただきます!

ウッッッマァァァア!!

バターの濃厚なコク、焦げた醤油の香ばしさ、そしてガツンと効いたフライドガーリックのザクザク感……。
そこに大葉の爽やかな香りが加わることで、ジャンクなのに後味にはどこか清涼感すら漂う。石焼きならではのおこげの部分がまた格別で、まさに香ばしさの極致。焼肉屋の締めご飯として、これは一つの到達点ではないだろうか。

ここまでで完全に満腹。大満足の締めとなったのだが、次はシンプルで“王道”の「土鍋ごはん」もしっかり堪能してみたい。お肉の旨味やタレとの相性も抜群に違いない……。

「お肉をお腹いっぱい食べたい」という欲求だけでなく、「美味しいものを楽しく食べたい」というグルメ心まで満たしてくれる新生「熟成焼肉 いちばん」。次の週末は、ぜひ網を囲んで至福のひとときを過ごしてみてほしい。

猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら
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