LIFULLが運営する「LIFULL HOME'S」は6月24日、「住宅ローンに関する定期意識調査」の結果を発表した。調査は2026年6月16日~17日、5年以内に住宅購入の予定があり、住宅ローンを利用予定の全国25~49歳の男女881人を対象にインターネットで行われた。

○日銀の利上げ発表による住宅購入意欲への影響

日銀は2025年12月に続いて、2026年6月の金融政策決定会合で利上げに踏み切り、政策金利を1.0%に引き上げると決めた。

利上げ発表による住宅購入意欲への影響を調査したところ、「購入にやや慎重になった(57.4%)」が半数以上となった。また、「購入を当面見送ることにした(6.5%)」と回答した人もおり、金利上昇が購入検討者の心理に一定の警戒感を与えていることが分かる。

しかし一方で、「購入意欲は変わらない(36.2%)」と回答する人も一定数おり、金利上昇は購入検討者にとってブレーキ要因になっているものの、購入を断念するまでには至っていないようだ。

○購入検討者の約6割が慎重になる「金利上昇1.0%の壁」

住宅ローンの金利が、現在の水準からどの程度上昇すると購入に慎重になるか聞いた質問では、「~1.0%上昇したら(47.1%)」が最多となり、約半数を占めた。また、「~0.5%上昇したら(11.8%)」を合わせると、1.0%までの金利上昇で58.9%が慎重姿勢に転じている。多くの購入検討者にとって、「金利上昇1.0%」が心理的防衛ラインと言えそうだ。

○利上げ局面でも「変動金利」が56.0%で過半数

住宅ローンの金利選択についての質問では、「変動金利(56.0%)」が最多となった。利上げ発表後も、依然として低金利を優先したい人が過半数を占めている。住宅ローンを決める際に魅力に感じるポイントでも「金利の低さ(45.4%)」がトップとなっている。

○「金利が上がる前に買いたい」駆け込み意識は減少

住宅購入の考えについての質問では、「住宅ローン控除(減税率)が変わらないうちに買いたい(39.6%)」が最多となりました。また、利上げが確実になったことで、「住宅ローン金利が上がる前に買いたい」の割合が前回調査の42.7%から35.1%となり、-7.6%と大きく減少している。


○住宅ローンを払いきれるか「不安」95.1%

住宅ローンを払い切れるかという不安についての質問では、「大いに不安がある(59.3%)」と「やや不安がある(35.8%)」を合わせ、購入検討者の95.1%が不安を抱えていることが分かった。

ただ、過去調査からの推移を見ると、26年6月の利上げ発表によって突発的に不安が跳ね上がったものではなく、物価高や金利の先高観を背景に、購入検討者の返済不安はすでに限界近くまで高まっている状況と言えそうだ。
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