◆米大リーグ カブス4―8カージナルス(15日、米イリノイ州シカゴ=リグリー・フィールド)

 カージナルスのジョシュア・バエス外野手(23)が15日(日本時間16日)、敵地・カブス戦で「5番・左翼」でスタメン入りしてメジャーデビューし、初打席から3打席連続本塁打を放つ衝撃の打撃を見せて、敵地を騒然とさせた。デビュー初打席からデビュー戦で3打席連続本塁打を放ったのはメジャー史上初で、デビュー戦で1試合3本塁打を放ったのも初の快挙だった。

 試合後の現地放送のヒーローインタビューでは、同僚に大量の水をかけられてびしょ濡れになりながら「信じられないし、言葉にできない。夢がかなった。ただ楽しむことだけを考えた。1試合で3本もホームランを打つとは考えてもいなかった。本当に信じられないです」と興奮を隠せないようだった。

 まず、あいさつ代わりの一発を放ったのは、初回2死一塁の1打席目。メジャー12年目を迎え、昨季は14勝、今季も試合前の時点で8勝を挙げているカブスの35歳先発左腕・ボイドの初球フォーシームを振り抜いた。飛距離449フィート(約137メートル)の特大弾は、中堅左へ飛び込んだ。メジャー初打席、初球、初スイングで1号2ランを放って見せた。

 勢い止まらず、同点となった4回先頭の2打席目も、フルカウントからボイドのチェンジアップを左翼席に運んで勝ち越しの2号ソロ。メジャーデビュー戦で1打席目から2打席連続弾の時点で、メジャーでは1951年9月14日ブラウンズのボブ・ニーマン以来2人目の快挙となった。

 そして、1点リードの6回無死一塁の3打席目でも、ボイドのスライダーを右翼席に運んだ。

中堅、左翼、右翼と3方向に打ち分けた3打席連続弾に、ボイドも思わずマウンド上で苦笑いだった。4打席連続弾の期待もかかった8回無死走者なしの4打席目は、21、22年にソフトバンクでプレーした経験も持つレイに左直に打ち取られた。

 バエスは、ボストン出身の23歳で右投げ右打ちの外野手。2021年のドラフト2巡目(全体54位)でカージナルスから指名されて入団した。マイナーでは通算452試合に出場して78本塁打。今季は103試合に出場して34本塁打、90打点、打率2割5分6厘、OPS・901と圧巻の成績を残してこの日メジャーデビューを果たし、4打数3安打5打点の大暴れだった。

 試合後、カブスのカウンセル監督は「3本塁打とも違う球種を打ってる。ボイドも1打席目は初球失投だったかもしれないが、2、3発目はいい球を投げていた。時には相手をほめなければ」と悔しそうに語った。

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