◆第108回全国高校野球選手権大会第10日 ▽2回戦 横浜10―1日南学園(14日・甲子園

 日南学園(宮崎)・谷口銀次郎は横浜の圧力を体中で浴びた。「4番・投手」として挑み、試合後「こんなに強いチームと対戦できて楽しかったです」と何度も笑顔。

2年生左腕は「これからの人生に向け、こういう体験ができたことは大きなこと。これを糧に、もう一回、1年間やり直したい」と前を向いた。

 打席では、1―1の6回無死満塁で織田翔希と初対戦した。初球から153キロを見せられ、3球目に甲子園史上最速を更新する156キロ。何度も「とても速かった」と振り返った。「『これがナンバーワンのボールか』と思いました。今まで見たことのない直球。伸びがあって、質もいい。もうストレートしか狙っていなかったですが、速いなと思いました」。打席の中で、思わず笑顔。「あんなに速い球を投げるピッチャーと対戦できたことが楽しくて、笑ってしまいました」と、その理由を明かした。

 最後は155キロで見逃し三振。

次打者の併殺打で絶好機を逃し、一気に流れは横浜に傾いた。「1つの見逃し三振で流れが変わってしまうことも知ることができました」。投手としても超強力打線と勝負。6回まで1失点で粘ったが、終盤に攻略を許した。「(序盤は)相手が狙ってない球を捕手とアイコンタクトで選んで、自信を持って投げられたけど、やっぱり相手もすごい」。こちらも「自分の中では楽しめたのかなと思います。すごい打者と対戦して自分の力を知ることができた。とても楽しかったです」と繰り返した。

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