◆JERAセ・リーグ ヤクルト7―2DeNA(14日・神宮)

 ヤクルトが、春先の快進撃を思い出させる快勝で、DeNA戦の連敗を7でストップ。3位・DeNAに1ゲーム差と迫った。

 前カードの中日戦(バンテリンD)で3戦10アーチの令和マシンガン打線を、エース奥川が封じ込んだ。DeNA戦の登板は、8回1失点も“完投負け”で、カード7連敗の始まりになった5月24日(横浜)以来。初回に増田の適時二塁打で先制の援護点をもらうと、球威・制球とも満点の内容で6回まで2安打無失点。一打同点のピンチだった6回1死二塁では、度会と牧を連続三振に仕留めた。

 直後の攻撃で、力投の右腕に打線がビッグなプレゼント。1死二、三塁の好機に、プロ4年目の西村が「死ぬ気で(走者を)かえそうと思った」と、高いバウンドで一塁手の頭上を抜ける2点適時打。さらに2死満塁から、奥川と同じ19年ドラフト組の長岡が「(西村)瑠伊斗が打ったんで、楽な気持ちで打席に入れた」と、右翼席へプロ初の満塁アーチをたたき込んだ。

 「野手がしっかり守ってくれて、援護点もたくさんもらえた」という奥川は、7回途中2失点で降板も、自身3連勝で6勝目だ。

 奥川、西村、長岡が並んだ試合後のお立ち台。奥川が満塁弾の同期に「頼もしいです」と感謝すれば、長岡は後輩の西村に「カッコよかったか?」。お立ち台初体験の西村は「持ち味はバッティングです!」と絶叫。ファミリー感あふれるツバメ軍団らしいやりとりに、神宮の空気も強かったあの頃のように華やいだ。

(星野 和明)

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