4月18日の時点で「プロ通算8安打目のうち、6本塁打を含むすべてが長打」

 こんな恐るべき数字を誇る男が、オリックス・バファローズの杉本 裕太郎選手(背番号99)。

イチローも認めた迫力のスイング、オリックス・杉本「今季はホー...の画像はこちら >>

 2016年にドラフト10位で入団し、昨シーズンは一軍では7試合の出場だったが2本の満塁本塁打を記録するなど、強烈なインパクトを残した。


 彼の代名詞は目も覚めるようなフルスイングだ。

 今季は開幕直前に二軍降格となったものの、4月9日に一軍に昇格。13日の対埼玉西武ライオンズ戦では、自身のプロキャリア初となる4番左翼に起用され、3回にバックスクリーン中段に直撃する特大の2ラン、さらには7回に左中間スタンド上段に届くソロアーチと、2本塁打で勝利に貢献。

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 この日のヒーローインタビューでは「一本目は初球から思い切っていこうと思いました。また二本目は、(前打席で)一本が出たので気楽に打てました。二本とも手ごたえは完璧でした。

プロ初の四番は意識せずに、(前日の試合は西武に負けたので)やり返してやろうという気持ちでした」と謙虚にコメントした。

そんな杉本は、自他ともに認める「北斗の拳」ファン。入場曲もアニメ版の主題歌である「愛をとりもどせ!!」で、ニックネームは「ラオウ」。

 まさにラオウの有名なセリフ通りの「一片の悔いなし」のフルスイングは、あのイチローも魅了し、自主トレの練習パートナーに指名された過去もある。190cm・98kgの恵まれた体格から繰り出される特大弾が今季どれだけ飛び出すか注目だ。

 昨シーズンと比べ、今季はセ・パ両リーグでホームランが急増している(昨季と今季の開幕3カードのホームラン数と単純比較すると、両リーグ合わせて80本から119本に増加)。


 これからも量産されるであろうオリックスの杉本を筆頭としたホームランバッターの豪快な一発が、プロ野球をさらに熱くさせることだろう。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]