ペナント終盤、2位争いへ必死に戦う阪神が、激震に見舞われました。

 選手やスタッフに新型コロナが感染拡大-。

コロナ禍に揺れる阪神…防げなかった「内部告発者」の出現の画像はこちら >>

 虎番記者は言います。

 「名古屋遠征中の9月19日、球団の規則を破る会食などを行った福留ら10選手とスタッフ1人に制裁金が科されました。これらは慈善団体に寄付されるそうです」

 「8人と4人による2つの会食があって、参加していた糸原、陽川、岩貞、馬場、浜地らの感染が確認されました。8人での会食は球団の定めた上限の2倍。4人の会食も投手のみだったことから、同一ポジションの選手は行動をともにしない-というNPBのガイドラインに反したことになります」

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 その後、夕刊タブロイド紙が放った「第二波」の報道は驚くべき内容でもありました。

 矢野監督も8月の広島遠征で5人以上による会食に参加していた-。


 「これに対して球団は、事前に相談があって許可したことから、処分はしないと判断。不問とされました。さらには来季の続投も決定。一件落着といきたいところなのですが、事態はそう簡単ではないのです」(前述の虎番記者)

 チームは優勝という目標に向かって一丸となって戦い、突き進む「軍」です。内容はさておき、その「機密」が次々と表に出てしまう-。メディアが水面下の情報を欲して、懸命に取材するのは当たり前の行為だとしても、ここまでダダ漏れとなってしまうことに、そのマネジメント能力を心配する声が球団内外からも噴出しています。

 虎番記者は続けます。

 「オフやキャンプ中ならともかく、シーズン中に監督が選手と外食に出るというのも、理解に苦しみます。宿泊しているホテルの食事会場ならともかく、『誰々が監督とメシに行ったらしい』と耳にした、誘われなかった他の選手はどう思うでしょうか。指揮官たるもの、情に流されず厳しい判断をしなきゃいけない時もある。例えばノムさんはシーズン中、絶対に選手と外食に行かなかった。この結果、チーム内の不協和音が増大しないと良いのですが…」

 阪神の監督にとって、敵はセの5球団だけでなく、メディアであり、チーム内の反主流派であるというのは昔から有名な話です。

かつて名将と呼ばれた監督の中には、わざとガセ情報を一部のコーチ陣に流し、どのメディアに出るかで『経路』を把握し、マネジメントにつなげたという人もいます。

 来季に向けて、戦力補強はもちろん、そういったチーム内の環境整備も必要なのかもしれません。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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