プロ野球ロッテ外野手の清田育宏(きよた・いくひろ=35歳)が23日に解雇され、球界内外に衝撃が走った。

 新型コロナウイルス感染拡大で不要不急の外出が禁止されていた球団ルール違反を繰り返し「度重なる不適切な行動、及びチームに対する背信行為で契約を解除した」と球団から発表された。

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 簡単にいえば、コロナ自粛期間にもかかわらず、既婚者の清田が妻以外の女性と密会している現場を写真週刊誌「FRIDAY(フライデー)」によって2度スクープされ、1度は更正のチャンスを与えた球団ももう面倒みきれない、といった内容だ。

 なにも法を犯したわけではない。不倫しているプロ野球選手は、過去に報じられただけでも山ほどいる。コロナ禍での会食が発覚した政治家や著名人が謝ることはあっても、職まで失うケースは聞いたことがない。だがスポーツ界でもとくに注目度が高いプロ野球の世界。コロナが取り巻く特殊な世の中の状況で、再三ルール違反を犯した清田には厳罰も当然といった声が多い。

 清田は市柏高(千葉)、東洋大、NTT東日本を経て2009年ドラフト4位でロッテに入団。ルーキーイヤーから活躍し、10年日本シリーズでは全7戦にフル出場し、打率0.333、1本塁打、6打点の活躍で日本一に貢献し、優秀選手賞に選ばれた。日本シリーズで決勝打を放った新人は、86年清原和博(西武)以来だった。同じ名字の読みとあって「ロッテにキヨ誕生!」などとスポーツ紙の見出しになった。

清田コロナ不倫解雇、清原薬物・・・球界の「キヨ」に続く災いにSNSでは「清宮、大丈夫?」

 その清原は野球界で輝かしい成績を残したが、現役引退後、2016年に覚せい剤取締法違反で逮捕されたことは記憶に新しい。

 「清」がつく名字は「清水(しみず)」など球界でも多いが、「キヨ」の読み方は少ない。

清田が球界を去り、現役選手で「キヨ」がつく名字は、日本ハム清宮幸太郎しかいない。

 清宮といえば、17年ドラフトで高校生最多7球団からドラフト指名を受けてプロ入り。早実で高校通算最多111本塁打を放ったスター候補だが、4年目の今季も調子が上がらず2軍生活。高卒同期入団のヤクルト村上らに大きく水を開けられ、プロで伸び悩んでいる。

 SNSでは「『キヨ』の風評被害が清宮選手にきませんように」などと心配する書き込みもあった。清原、清田と続いた「キヨの呪い」が飛び火しないことを祈るしかない。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]