東京五輪「自転車男子オムニアム」が5日伊豆ベロドローム(静岡)で行なわれ、日本からは橋本英也(=ブリヂストン)が出場。15位という結果だった。

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スクラッチ・テンポレース・エリミネーション・ポイントレースという計4種目の総合成績で順位が決まるオムニアム。

橋本は1種目目のスクラッチでは8位でフィニッシュし26点とまずまずの順位につけるも、続く2種目目のテンポレースでは序盤の1点のみにとどまり、順位に応じて与えられる10ポイントを獲得するが14位に降格。得意とする3種目目のエリミネイションレースで順位を上げたいところだったが、8番目でエリミネート(脱落)され、13位に。最終種目のポイントレースでなんとか順位を上げたいところだったが、序盤からポイントを重ねられず、4種目合計54ポイントで最終順位は15位に終わった。

トライアスロンが好きだった親の影響で小学生の頃にトライアスロンを始めた橋本。中でも日ごろから乗り回していたという自転車パートはダントツの速さだった。

高校で自転車の強豪校に進学した頃から本格的に競技人生をスタート。その後は国体や総体をはじめ、アジア大会オムニアム、アジア選手権オムニアムでの優勝を重ねるなど、数々の功績を残してきた。

「自転車やサイクリングの楽しさを多くの人に伝えたい」オムニアム・橋本英也が五輪「有観客試合」で奮闘

幼い頃から、とにかく自転車に乗ることが好きで好きでたまらなかった橋本。自らが今回の五輪に出場し活躍することで、「自転車やサイクリングの楽しさを多くの人に伝えたい」。そんな思いを持って取り組んできた。

惜しくも15位と悔しい結果になったかもしれない。

だが、今大会多くの競技が無観客で行われている中、オムニアムが行われた伊豆ベロドロームでは有観客での開催。会場に足を運んだ観客は、自転車競技のおもしろさを、肌で感じたことだろう。さらには、地上波での中継放送もあり、これまで自転車競技を知らなかった多くの人に魅力が伝わったことと感じる。

アジアでは敵なしと言われる橋本。さらなる高みを目指し、そして多くの人に自転車の楽しさを伝えるべく、この先の快進撃に期待したい。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]