キャンプイン前日に矢野監督が前代未聞の今季限りでの退任を表明した阪神の周囲が騒がしい。
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日本ハム・新庄監督は矢野監督の電撃表明を受け「オレも何か言ってたよね、早めの引退(発言)。
一方、阪神は矢野監督が退任表明をしたことでストーブリーグに突入。早くも次期監督候補の名前がささやかれている。
「最近は若い指導者がトレンド。セ・パ両リーグを経験していることも大きい。チームの長年の課題となっている守備難に関してもしっかり指導できることから適任と見られている。不安点としたら指導者経験がないことだろう」(球界関係者)
昨年、ロッテで計18年間の現役生活を終えた鳥谷氏は今も阪神ファンを中心に絶大な人気を誇る。昨年のCSファーストステージでテレビ解説を務めたときには勝敗につながるミスをした阪神・遊撃の中野に対して「グラウンド状態は色々な変化がある。
タイガース時代は生粋のスター選手だったが、現役最終章はロッテに移籍。若い選手たちとともに汗を流したことも指導者経験にはプラスに繋がると見られている。
さらに投手出身OBからは藤川球児氏(41)を推す声もある。
「評論家として独自の視点でわかりやすく野球を伝えることで人気を得ています。メジャー、独立リーグまで経験したことも自身の幅を拡げている。
藤川氏は阪神で「JFK」の一角として、ブレイク。2005年には53HPで最優秀中継ぎ賞を獲得した。06年はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に日本代表として出場、世界一に貢献。その後、チームでは絶対守護神として定着した。メジャーではカブス、レンジャーズなどで活躍。帰国後は四国アイランドリーグ・高知ファイティングドッグスへの入団も注目を集めた。
さらに評価が急上昇している大物OBの名前もあがる。
「オリックスの能見兼任コーチです。昨季のオリックス投手陣の躍進にはブルペンを預かる能見コーチの手腕も大きかったというのは専らの話。未だ現役を続けていて、より現場に近い目線でチーム作りをできることもメリットになります」(放送関係者)
阪神時代は左腕エースとしてチームを牽引、オリックスに移籍後は兼任コーチとしてチームを支えている。今春のキャンプも初日から早速ブルペン入り、投手としても元気な姿をアピールした。
シーズンを前にすでに時計の針は動き出した。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]